こんにちはナユタス府中校ボイストレーナーの岩田耀介です！
今回の唄の履歴書は「Time Travel」（原田真二）です！
今回も色々角度から深堀していきます！
原田真二
高校2年でレコード会社の新人オーディションに応募するなど、
高校生の時からプロ志向が非常に強く、この新人オーディションに応募したところ、
当時レコード会社フォーライフ・レコードで社長を務めていたシンガー・ソングライター、
吉田拓郎に見出だされたことで合格。
1977年10月に18歳の天才シンガー・ソングライターとしてデビュー。
デビュー曲「てぃーんずぶるーす」から4曲連続でトップ10ヒットを記録し、
アルバム『フィール・ハッピー』はチャート1位を獲得。
一躍トップスターの仲間入りを果たすものの、注目されたのは持前の音楽センスではなく、
甘いルックスで、多くの女性の心をつかんだ。
70年代後半からはバンド、クライシスを率いてロック色を強め、
80年代中盤以降からはデジタルビートに傾倒してダンス音楽を追求する。
Time Travel
作詞：松本隆 曲：原田真二
1978年リリース、4枚目のシングル。
詞が先で、後からメロディーを付けることになりますが、
松本さんの詞の字数が多いことでなかなかメロディーが浮かばなかったそうです。
（「木綿のハンカチーフ」で筒美京平さんも同じようなことが）
しかし、多忙な中で休暇として向かった長野県で温泉に浸かっている時にメロディーが浮かび、
直ぐに書き上げます。
ストリングス・アレンジもこの曲から自身で行っおり、音楽の素養の幅広さを物語っており、
ピアノやシンセサイザーは自身による演奏です。
19歳が書いた曲とは思えず、「早熟の天才」と言われた所以がここにあります。
2004年ドラマの主題歌としてスピッツがカバーします。
歌詞
街の外れの古い館が君の家
日の暮れる頃 呼び鈴押した
暗い廊下で 君は無言の手招きさ
蕃紅花（サフラン）色の ドアを開けたよ
「蕃紅花（サフラン）色」とは鮮やかな黄色の染料も指しますが、
ここでは蕃紅花そのもの色、淡い紫を連想させます。
冒頭から街はずれの古い洋館、紫色のドアの中へ招く「君」のミステリアス性と
物語のファンタジー性を同時に象徴しています。
松本隆さんの詞には色がよく出てきますが、
物語全体のイメージをその色に込めているような気がします。
紀元前のエジプト、1920年代のニューヨーク、そして宇宙へと続く時間旅行。
時間旅行のツアーはいかが いかがなもの？
突然夢がそこで跡切れた
時間旅行のツアーはいかが いかがなもの？
ここは東京 君の手の中 君の手の中
気付いたら君の手の中。迷い込んだファンタジー世界。
とても爽快な御伽噺（おとぎばなし）です。
歌唱
ビート感をすごく大事に歌っていきたい曲なので
全体的にまったり歌うよりも
一つ一つの言葉を歯切れよく歌うイメージを心がけましょう！
またアクセントや言葉を切る所にも注意し、
ブレスもリズムに乗せて出来るといいですね！
この曲の歌い方についてもっと知りたい方や
他の曲についてももっと知りたい方は是非体験レッスンへお越しください！
最後まで読んでいただきありがとうございました！
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