こんにちはナユタス府中校ボイストレーナーの岩田耀介です!
今回の唄の履歴書はカラオケで盛り上がる鉄板の名曲「DESIRE -情熱-」(中森明菜)です!
様々な角度から深堀していきます!
中森明菜
「スター誕生」に79.80年に続き、81年の3度目の挑戦で番組史上最高点で優勝。
デビューの82年は後に「花の82年組」と呼ばれる、新人アイドルの当たり年。
群雄割拠のアイドル戦国時代を勝ち抜くために、シンガー・ソングライターを積極的に起用して、
コンセプトを持った作品で他のアイドルと差別化を図る戦略に出ます。
『スローモーション』『セカンド・ラブ』『トワイライト―夕暮れ便り―』のバラード三部作と、
『少女A』『1/2の神話』『禁区』のツッパリ三部作を交互にリリースすることで、
思春期の少女が持っている二面性を見事に表現することに成功します。
『1/2の神話』の歌詞『いいかげんにして』が山口百恵さんの『プレイバックPart2』に
出てくる『馬鹿にしないでよ』のフレーズと似通っているのは周知の事実。
当時から自分にしかできないものを追い求めていた中森明菜にとって、
“ポスト山口百恵”のレッテルを貼られるのよく思ってなかったようです。
DESIRE -情熱-
作詞: 阿木燿子 作曲: 鈴木キサブロー 編曲:椎名和夫
「ミ・アモーレ」の1985年レコード大賞受賞に続き、
1986年には女性シンガー初の2年連続受賞。
中森明菜さんはセルフプロデュースに長けているこでも有名で、
デビュー初期の頃から衣装やヘアメイク、振り付けに携わり、
細かいところまでこだわり抜いて曲を作り上げていました。
この曲においても「着物で歌いたい」と提案、ボブのかつらは特注ではなく新宿の丸井で購入。
担当ディレクターの藤倉克己さんは、当時の楽曲がメロディー作りから入るのとは違い、
リズムやコード進行から曲作りをはじめる洋楽的な発想でした。
作曲を依頼した鈴木キサブローさんが口にした『Get Up Get Up』のフレーズに
ピンときた藤倉さんは、このフレーズをイントロに持ってきたら必ずヒットする。
そう確信して曲作りを進めました。
サビ部分で観客が「はー、どっこい!」と合いの手を入れるのが定番となっていますが、
これは中森明菜さん自身も公認で、ファンと一緒に楽しんでいるそうです。
歌詞
Get up ,get up,get up,get up
Burning love
印象的なイントロから入り、サビは
まっさかさまに堕ちて desire
炎のように燃えて desire
恋もdance,dance,dance,danceほど
夢中になれないなんてね
淋しい
日本人が何か道を踏み外していくような退廃的な雰囲気の中、
心の奥底では情熱を注ぐもの、夢中になれるものを探している。
阿木曜子さんの歌詞も、女性ならではの感性で、
バブル時代とそこに生きる女性の焦燥感を見事に描き切っています。
愛の見えない時代の 恋人たちね
スキャンダルさえ時代のエクスタシィよ
他にもかなりアクの強い刺激的なフレーズが並んでいます。
中森明菜という頂点に上り詰めたシンガーのために、
相当考え抜かれた上に生み出され、彼女ならこれを歌いきれる、
と期待を込めたからこそ思い浮かんだフレーズではないでしょうか。
歌唱
中森明菜さんは深みのある声から、
「まっさかさまに」や「なんてね」
逆にAメロ、Bメロは落ち着いて深みのある声で歌ってみましょう!
細かなポイントもまとめましたので参考にしてみてください。
この曲の歌い方についてもっと知りたい方や
他の曲についてももっと知りたい方は是非体験レッスンへお越しく
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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