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5月病やストレスからくる声への影響

こんにちは!ボーカル講師の椙山です。

5月は疲れが溜まって、休みが全然足りない!なんて思うこともしばしば。
声にまで影響してしまうようなストレスを抱えてしまっている方もたまに体験にいらっしゃったりします。
そのような方は「声枯れが最近ひどいので、発声練習すれば治るかもと思い体験に来てみました」と言われたりしています。
下記を参考にして、あれ?私当てはまるかも!と感じた方は、ぜひ病院への受診も検討してみてください。

五月病といわれる症状。
・よく眠れない
・朝起きられない
・夜中、何回も目が覚めてしまう
・何もしていないのに疲れている
・便秘、下痢、腹痛
・倦怠感
・気分が落ち込む
・気力がわかない
・不安感がある
・焦りを感じる
・人とかかわることが辛くなる
・集中できなくなる
ストレスを原因とした一過性の症状であれば短期間で治るものの、このような症状が2週間以上継続する場合には、五月病である可能性があります。

あとは、ある日突然声が出なくなる、声の出し方すら分からなくなる、という症状の病気があります。
このような症状として出る「心因性失声症」。
「電話をしようとしたら、声がかすれて、声が出しづらかった」
このように、声をうまく出せないという症状を「音声障害」といいます。

発症は10代から50代まで幅広く、女性に圧倒的に多く、
音声障害の主な原因は、のどにできるポリープや腫瘍、炎症など声帯の器質的な疾患によるものです。
器質的疾患とは、身体そのものに異常があり、症状がある状態を指します。
検査を行えば症状の原因は見つかりますが、のどにあきらかな異常がなく、精神的な原因で音声障害が起こる機能性発声障害のうち代表的なものに「心因性失声症」があるのです。

進学や就職、異動など4月から新しい環境で生活が始まった人はとくに、人間関係も大きく変わり、この時期は知らず知らずのうちにストレスをためてしまうことがあります。
雑談はできるのに、人前で話すときだけ強いストレスがかかって声が震えて話せなかったり、オフィスなど静かな場所で電話に出ようとすると声が出なくなったりするなど、特定の場面になると、うまく声を出せなくなる場合は、人に注目される状況を過剰に恐れて不安になる「社交不安症」も考えられるかもしれません。

上記のような症状が出て声まで影響が出ている方が、声を改善したいと思いボーカルスクールに足を運んでくださってとても嬉しいことです!
しかし原因がストレスの場合は、なかなかボイトレだけでは治らず逆に落ち込んでしまうかもしれません。
参考になったかは分かりませんが、少し当てはまる方はボイトレとともに病院にも足を運んでみてくださいね!