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クラシックロックを代表するギタリスト3選

 

こんにちは、ギター講師のseiyAです。

僕は、普段から様々な音楽ジャンル/スタイルの演奏、楽曲制作などのお仕事をさせていただいています。
一方で僕が中心のバンド活動もしています。
僕自身の名義での活動では、ロックに拘りロックギタリストとして多くの方に認識していただくことを目指して活動しています。

今でも素晴らしいロック音楽は沢山生まれていますが、近年のロックの中のギターのイメージは、
どちらかというとバンドサウンドの一部・気の利いたフレーズを聴かせるオシャレな存在というイメージが強いかと思います。
そういったスタイルももちろん素晴らしいのですが、
かつてのロック(60年代後半~70年代頃のロック)は、ブルースの影響を直接受けている事もあり、ギターが中心的な存在でした。
ギターリフが何より楽曲の核であり、ギターソロが一番の盛り上がり所と言えます。

そして、今でも語られる様な”ギターヒーロー”の多くはその頃に現れました。
僕もそういったスタイルに幼少の頃から影響を受けた一人ですので、今日はそんなギタリスト達を3人ご紹介します。

【ブライアン・メイ/Brian May】

Queenのギタリストです。ハードロックを中心に多種多様な名曲を書き上げました。
ピックに6ペンスなどのコインを使い、キレの良い音から甘い音まで、コントロールの利いたサウンドは唯一無二です。
音数を抑えたフレーズは絶品で、ボヘミアンラプソディのソロは歴史上最高のギターソロの一つだと思います。
そして歌も上手い。
ギターも自作の物で、楽器単位から彼のスタイルが出来上がっていますし、そういった意味で最も近づくのが難しいギタリストだなと思います。
Queenは今でも一般に馴染みのあるバンドだと思いますが、ギター視点でも是非聴いてみていただきたいです。

【ジミー・ペイジ/Jimmy Page】

Led Zeppelinのギタリスト・プロデューサー。
ブルースを主軸にしながら、インドやレゲエなど幅広い音楽性を取り入れ、ロックのスケールを一気に広げた方です。
今では当たり前の音楽ジャンルの原型といえる楽曲がたくさんあります。
彼のアレンジには、何度聴いても何なのか解らないような奇跡的な瞬間がたくさんあり、中毒性があります。
繊細なタッチと計算されたアイデアで、誰よりも楽器の構造を活かす、ギターの音を引き出すプレイヤーだと思います。
アコースティックも実に美しく弾きます。

【エドワード・ヴァン・ヘイレン/Edward Van Halen】

アメリカのバンドVan Halenのギタリストです。
それまでのロックに圧倒的スウィング感、ドライブ感をもたせた革命家です。
彼の残した曲・演奏・パフォーマンスは何もかもを凌駕する楽しさと破壊力があります。
タッピング奏法・ヴァイオリン奏法など、斬新で派手なテクニックを多く発明したことが最もよく語られますが、
何を弾いても根底にあるグルーヴ感・瞬発力・センスで、何もかもを若返らせてしまう所が彼の魅力だと思います。
彼ほどの影響力のあるギタリストは未だ現れていないと思います。

ロックを聴く上で、まずは!というような3人を紹介させていただきました。
いわゆるクラシックロックと呼ばれるものに、今まで馴染みの無かった方が興味を持っていただけたら幸いです。