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♪LiLi先生のボイトレ知識 【腹式呼吸③】♪

歌が上手くなりたい

カラオケで高得点を出したい
友達に褒められる歌声になりたい
音楽を仕事に…。

そんな願いを心に秘めている人、いませんか?

NAYUTAS 八王子校のボイストレーナー
LiLiがちょっとしたコツをお教えします!

前回に引き続き、歌の土台を作り上げる
【腹式呼吸】についてお話します。

前回の記事で腹式呼吸がどんな状態か、
そして、腹式呼吸の全体的な構造について
理解できたかと思います。

まだ前回の記事を読んでいないよって人は
↓コチラをクリック↓
【腹式呼吸②】

 

今回の【腹式呼吸③】では、
前回の記事でご紹介した
「内蔵を前に押し出す」
ということに焦点を絞り、
より深く、
解説していこうと思います!!

サラッとご紹介したのですが、
「横隔膜」を筆頭に内蔵を押し出す
↑これがベストな状態です↑

この横隔膜、普段から意識的に使えている人って
どれくらいいるのでしょうか?

実は…。

成人ではほとんどいません!!

何故かという
と赤ちゃんの時に使っている
「腹筋の1種」だからです。

腹筋は大きくわけて3種類あります!

・腹横筋
・腹直筋
・腹斜筋

この3つです。

腹直筋がシックスパックに割れる所です

腹斜筋は腹直筋を後ろから囲むようにある
筋肉です

では、腹横筋はと言うと…

さらにその下にあります

腹直筋や、腹斜筋を
何故使ってはいけないのかというと、
上の部分が肋骨に繋がっている筋肉だからです
【腹式呼吸②】で、空気は肺に入る
という説明があったと思いますが、
肋骨の動きを妨げたら、空気が肺に
入りにくいですよね?

なので、肋骨に繋がっていない
「腹横筋」を筆頭に内蔵を押し出す
というのが、ベストだと言えます!

では、冒頭の話に戻りますが、
「腹横筋」を意識的に動かせる方は
いらっしゃいますか?

どうですか?場所はわかっているはずです。
意識的に力を入れてー、
膨らみますか〜?

どうでしょう!
なかなかできた人は少ないと思います

この筋肉は赤ちゃんの時に、声を発する時に
使っていた筋肉です。
確かに言われてみたら、赤ちゃんって
小さな体で大きな声を発しますよね。

昔は誰もが使っていたこの「腹横筋」ですが
人間は、日々成長していく中で、もっと
楽に動かせる筋肉を見つけてしまいます。

それが、「腹直筋」と「腹斜筋」です。

ほとんどの生活の動作では
「腹直筋」と「腹斜筋」を使っているはずです。

ですが普段から使用される場面が
一つだけあります。
ほぼ無意識にしている動作、

それは、排泄です。
排泄時に力を入れるところ、
力を入れるお腹の感覚、
それが「腹横筋」です!!では、
「腹横筋」を意識的に動かしてみてください!
さて、動かせたでしょうか?
動かせた方は、呼吸と共に、やってみましょう

吸った時に、「腹横筋」に力を入れて〜
息を吐いた時に絞り出すようにへこませます。

これを日常的に繰り返すことで、
「腹横筋」を意識的に動かせるようになります!

意識的に動かせるようになったら歌に応用してみましょう!

そうすれば土台のしっかりした、
歌声になっているはずです

ではでは、みんなで良き歌声を目指して〜
これからも一緒に頑張って行きましょ〜!✨

【腹式呼吸③~完~】