「歌が上手くなりたい」「声に自信を持ちたい」そんな想いからボイストレーニングを始める人は多いですが、最初に何をやればいいか迷ってしまうことも。この記事では、初心者が最初に取り組むべき3つの基本練習をわかりやすくご紹介します。
1. ウォーミングアップ:リップロールとストレッチ
声帯は筋肉の一種。準備なしにいきなり大声を出すのはケガのもとです。まずは身体と喉をしっかりほぐしましょう。
- リップロール:唇をブルブルと震わせて息を吐くことで、喉を無理なく温める
- 肩・首回し:力が入りやすい上半身の筋肉をリラックス
- 深呼吸:お腹を意識しながら、3〜5回ゆっくりと吸って吐く
これだけで発声のしやすさが大きく変わります。
2. 腹式呼吸を身につける
安定した声を出すには、息のコントロールが重要。その鍵となるのが「腹式呼吸」です。
練習法:
- 仰向けに寝て、お腹に手を当てる
- 息を吸ったときにお腹が膨らみ、吐くときにへこむか確認
- 慣れてきたら、立った姿勢でも実践
腹式呼吸ができるようになると、声が安定し、疲れにくくなります。
3. ハミングと母音発声で声を整える
喉に負担をかけずに声を出すためには、シンプルな音を丁寧に繰り返すことがポイントです。
- ハミング:口を閉じて「んー」と響かせることで、喉を開く感覚をつかむ
- 母音発声:「あ・い・う・え・お」を一音ずつゆっくりと、しっかり響かせる
- 注意点:無理に大きな声を出さず、心地よい音量でOK
声の響きや安定感が徐々に育っていきます。
まとめ:基本を繰り返すことが一番の近道!
ボイトレ初心者がやるべきことは、難しいテクニックよりも“基本の反復”です。
- ウォームアップで体と喉を整える
- 腹式呼吸で声の土台を作る
- ハミング&母音で自然な発声を育てる
毎日10分でも続けることで、確実に声は変わります。まずはこの3つを習慣にすることから始めてみましょう!