こんにちは、ナユタス蒲田校スタッフです。
最近、アニメやゲームの声優を目指してボイトレを始められる方が増え、その熱意に私たちも日々感動しています。特に春先は新しいスタートを切るのにぴったりの季節ですね。「今年こそ声優への第一歩を踏み出したい」という皆さんを、スタッフ一同全力で応援しています！
「声が通らない」のは、もしかして姿勢のせいかも？
「レッスンで『もっと声を出して！』と言われるけれど、どうにも声が通らない…」
「一生懸命声を出しているのに、『声が小さい』『こもっている』と指摘されてしまう」
こんな悩みを抱えていませんか？
実は、声量の問題は「声の出し方」ではなく、“「姿勢」”が原因であるケースが少なくありません。声優を目指す方にとって、正しい姿勢は表現力の土台となる非常に大切な要素です。
❌ 悪い姿勢が声に与える影響
声は、肺から送り出された空気が声帯を振動させることで生まれます。しかし、猫背や首が前に出た姿勢では、気道が圧迫されて空気の通り道が狭くなってしまいます。その結果、どんなに力を入れても、声が小さく、こもって聞こえてしまうのです。
⭕️ 良い姿勢がもたらす効果
逆に、正しい姿勢を取るだけで、無理に力を入れなくても声が自然と前に飛ぶようになります。これは、オーディションでも大きなアドバンテージとなるでしょう。
今すぐできる！「声が通る姿勢」の作り方
誰でも今すぐ実践できる、正しい姿勢のワンポイントをご紹介します。
ステップ１：壁を使った基本姿勢の確認
- 壁に背中をつけて立ってみましょう。
- かかと、お尻、肩甲骨、後頭部の4点が壁に触れるように意識します。
- ポイント： 無理に胸を張る必要はありません。自然に立つことが大切です。
- 「頭のてっぺんから糸で引っ張られている」イメージを持ち、首を長く保ちます。
- 顎を軽く引き、肩の力を抜きます。
- その姿勢で深呼吸を3回してみましょう。
- チェック： お腹が膨らむのを感じられればOKです。胸だけが膨らむ場合は、呼吸が浅くなっているサインです。
ステップ２：実践と感覚の記憶
壁から一歩離れて、その姿勢をキープしたまま「あー」と声を出してみましょう。
昨日までの自分の声との違いがきっと感じられるはずです。声が前に飛ぶ感覚、喉が楽な感覚を体で覚えてください。
⚠️ よくある失敗例
- 胸を張りすぎて腰が反ってしまう：反りすぎると、逆に呼吸が浅くなります。「まっすぐ」を意識しすぎず、自然に立ちましょう。
- 体が硬くなってしまう：姿勢は「整える」ものであって、「固める」ものではありません。リラックスした状態で正しい姿勢を保つことが理想です。
🧐 セルフチェックで姿勢を定着させる
正しい姿勢を体に定着させるために、以下の方法を試してみましょう。
- 📱 立ち姿を横から撮影：スマホで自分の立ち姿を横から撮影してみてください。耳、肩、腰、くるぶしが一直線上にあれば理想的な姿勢です。
- 🎤 録音して声の響きを比較：壁に背中をつけた時と離れた時で、声の響きが変わらないか録音して比べてみましょう。
最初は違いが分かりにくいかもしれませんが、毎日続けることで、体が正しい姿勢を覚えていきます。
まとめ 表現力を支える土台＝正しい姿勢
正しい姿勢は、声優としての表現力を支える揺るぎない土台となります。
姿勢が整うことで、オーディションでも安定した声が出せるようになり、長時間の収録でも喉が疲れにくくなります。
独学では気づきにくい姿勢の癖も、プロの目でチェックしてもらうことで、効率よく改善できます。
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