K-POPアーティストを目指す中で、避けて通れないのがダンスのトレーニング。
歌と同じくらい、あるいはそれ以上にK-POPでは“パフォーマンス力”が重視されます。激しい振り付けをこなしながらも表情を崩さず、観客を惹きつけるステージングは、まさにプロの世界。
ですが、多くの人が「振り付けを正確に覚える」「人と揃える」ことに集中しすぎてしまい、大切な要素を見落としていることがあります。それが、“魅せるダンス”という視点です。
■ 正確さ=ダンス力、ではない?
もちろん、基本のステップやリズム、ラインの正確さは大切です。K-POPのダンスは振り付けの難易度も高く、シンクロ率が求められる場面も多いため、まずは「間違えずに踊れる」ことが第一歩。
ただ、オーディションやステージで選ばれる人は、「正確に踊れる」だけでは終わっていません。
彼らに共通しているのは、動きの中に“感情”や“自分らしさ”が表現されているという点です。
たとえば、同じ振り付けでも、ある人のダンスは目が離せなくなるのに、別の人のダンスは印象に残らない――そんな経験はありませんか?
それは、“技術”だけでは生まれない、「伝わるダンス」ができているかどうかの違いです。
■ オーディションで見られているのは「表現力」
実際のオーディションでは、審査員は“どれだけ覚えたか”だけでなく、**「どんなふうに踊っているか」**を細かくチェックしています。表情、視線、身体の使い方、リズムのノリ方、空気感の出し方――そういった部分が、意外と大きな差を生んでいます。
特にK-POPでは、**「曲の世界観を身体で表現できるか」**が重視されます。どんなジャンルでも、ただ踊るのではなく、歌詞やメロディ、コンセプトをしっかり理解した上で、それに合ったダンス表現ができているかが問われるのです。
そのためには、振りを“こなす”のではなく、“意味を持って踊る”という意識が必要になります。
たとえば、セクシーさを表現する振り付けも、ただポーズを決めるだけでは足りません。その背景にある感情やキャラクターを理解して、自分の中でしっかり消化しないと、見ている人には何も伝わりません。
■ 「魅せる」ための練習とは?
では、どうすれば“魅せるダンス”に近づけるのでしょうか?
まずおすすめなのが、「鏡で全体の印象を見る」ことに加えて、「動画で自分の踊りを客観的に見る」ということ。鏡の前で見えているものと、実際にカメラに映った印象にはギャップがあります。自分がどう見えているかを知ることで、初めて改善ポイントが明確になります。
また、顔の表情や視線の使い方を意識するだけでも、印象は大きく変わります。 目線をどこに向けるのか、いつ笑顔を見せるか、いつ真剣な表情に切り替えるのか――それだけでステージ全体の空気感が変わってきます。
さらには、踊る前に「この曲はどんな感情を伝えたいのか?」を自分なりに解釈する時間を持つことも大切です。プロのアーティストたちは、曲の世界観やストーリーをしっかり頭に入れて、それを全身で表現しています。
つまり、ダンスとは“身体で語る演技”のようなもの。
K-POPを目指すなら、単なる振り付けの反復練習ではなく、「どう見せるか」を意識した練習を日常的に取り入れていくことが鍵になります。
■ 自分の強みを伸ばす指導を受けてみよう
とはいえ、「どう見せたらいいのか分からない」「動画を見てもどこを直せばいいか分からない」という人も多いと思います。そんなときこそ、第三者の視点=プロの指導が役立ちます。
当スクールでは、K-POPを目指す生徒のために、ただ振りを覚えるだけでなく、“どう魅せるか”に重点を置いたダンスレッスンを行っています。表情のつけ方や身体の見せ方、リズム感の取り方まで、一人ひとりに合ったアドバイスで“伝わるダンス”へと導きます。
さらに、レッスンではダンスだけでなく、K-POPアーティストに必要な「歌と踊りを一体で見せる力」も大切にしています。ダンスとボーカルを同時に行う場面では、体力・呼吸・表現力のすべてが求められるため、バランスのとれたトレーニングが重要です。
K-POPという世界で本当に通用する表現力を身につけたい方は、ぜひ一度、体験レッスンにお越しください。
あなたの中にある可能性を、プロの目線で引き出すお手伝いをさせていただきます。