オンライン会議や動画配信で、
「どうも自分の声だけ聞き取りにくい」「マイクを通すと声がこもる気がする」
そんな風に感じたことはありませんか?
実は、マイク乗りを良くするために必要なのは、大きな声を出すことではありません。
カギになるのは、声の中に含まれる特定の周波数、すなわち「共鳴(倍音)」のコントロールです。
マイクに乗る声の仕組み
Q: どうしてマイクを通すと声が聞き取りにくく感じるの?
A: 息が漏れすぎていたり、喉を締めて押し出すような発声だと、
音の輪郭がぼやけてノイズに埋もれやすくなります。
反対に、喉の奥や鼻腔に響きを持つ「芯のある声」は、マイク越しでも明瞭に響きます。
Q: 声量を上げさえすればマイク乗りは良くなる?
A: 声を大きくするよりも、倍音=共鳴を増やす方が効果的です。
音響学では「シンガーフォルマント」という帯域の含まれる声が、最もマイクに乗りやすいとされます。
【実践】今日からできる改善ポイント
● 「鼻腔」を意識する
鼻の奥に声を当てるイメージで発音すると、高音域の倍音が増えます。
ZoomやYoutubeなどの音声圧縮を通しても聞き取りやすい“通る声”に。
● マイクとの距離や角度
マイク特有の「近接効果」を理解し、低温が膨らみすぎない距離(拳1~2個分)を探します。
また、角度を少しずらすだけでもこもりが軽減されます。
● 滑舌の「エッジ」を立てる
言葉の出だし(子音)を明確にすると、AIノイズキャンセリングに消されにくくなります。
特にオンライン会議では効果が大きく感じられるポイントでしょう。
マイク乗りは「技術」
マイクに乗る声は、生まれつきの声質ではなく、
共鳴・距離・滑舌といった「技術」で大きく変わります。
ナユタスでは、通常のボイトレコースはもちろん、
レコーディングコースやラジオDJコースなど、よりマイクの扱いに特化したコースも充実しています。
マイクを通した声の響き方を実際に確認しながら、自分の声をもっと好きになれるレッスンを受けてみませんか。
出典
・日本音響学会「音声の物理的特性と聴取印象」
・J. サンドバーグ「歌唱における音響的特性:シンガーフォルマントの生成メカニズム」
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