こんにちは!NAYUTAS(ナユタス)町田校です。
ボイトレに関連する用語を「ボイトレ用語辞典 〜ナユタス町田校編〜」シリーズとして五十音順で網羅し、わかりやすく解説していきます。
第1回は、あ行①「あ」です。
ボイトレ関連の「あ」から始まる用語
ボイトレ関連で「あ」から始まる、主な用語の一覧は、次のとおりです。
- ああしい【アーシー】
- ああてぃきゅれえしょん【アーティキュレーション】
- あうふたくと【アウフタクト】
- あかぺら【ア・カペラ】
- あくせんと【アクセント】
- あこおすてぃっく【アコースティック】
- あたっく【アタック】
- あどりぶ【アドリブ】
- あふたあびいと【アフタービート】
- あめりかんろっく【アメリカン・ロック】
- あると【アルト】
- あんさんぶる【アンサンブル】
- あんぷらぐど【アンプラグド】
各用語を、わかりやすく解説していきましょう。
なお、ボイトレや楽曲の歌唱、演奏、ダンスをマスターするには、NAYUTAS町田校でのレッスンが役立ちますよ!
ああしい【アーシー】
主にR&Bやソウル、ゴスペルなどのアフロアメリカ系音楽における、「earthy」つまり、大地を感じさせる、素朴なサウンドやスタイルを指す言葉です。感情豊かで力強い表現や、泥臭いグルーブが特徴となります。
アーシーなスタイルは、音楽のルーツ(アフリカの民族音楽など)や伝統を強く感じさせ、聴き手に深い感動を与えるもののひとつです。歌唱や演奏、メロディーラインに、魂(ソウル)を込めた表現が用いられます。
ボイトレにおいては、アーシーな音楽スタイルの習得によって、歌唱に深みと表現力を加えられます。特に、感情を込めた歌唱やリズム感の向上に役立つでしょう。
ああてぃきゅれえしょん【アーティキュレーション】
「滑舌(かつぜつ)」を意味し、音楽演奏において音のつなぎ方や切り方、強弱などを表現する手法・能力を指します。歌手や演奏者はアーティキュレーションの向上で、楽曲への多彩な表情やニュアンスの付加が可能です。
また、譜面上でのアーティキュレーションを指示する記号には、スタッカート、スラー、テヌート、アクセントなどがあり、音符の上や下に記載され、演奏者に具体的な演奏方法を示します。適切な解釈によって、楽曲の意図の表現が可能です。
ボイトレにおいては、アーティキュレーションの理解と実践が、歌唱表現の幅を広げる鍵となります。アーティキュレーションを効果的に使えば、楽曲に適したニュアンスやダイナミクスを付加し、聴き手に深い印象を与えられるでしょう。
あうふたくと【アウフタクト】
楽曲の冒頭で不完全な小節から始まる部分、いわゆる「弱起」を指す音楽用語です。曲の導入部に、独特の緊張感や期待感を持たせることができます。たとえば、「蛍の光」や「きらきら星」などがアウフタクトで始まる楽曲です。
アウフタクトは、旋律の流れを自然にし、リズムに変化を与える効果があります。楽曲全体の躍動感や表現力が高まるので、特にダンス音楽や行進曲などに欠かせない技法です。
ボイトレにおいては、アウフタクトのリズム感を正確に把握し、適切に歌い出す練習を重視します。楽曲の流れをスムーズにし、表現力豊かな歌唱が可能となるでしょう。
あかぺら【ア・カペラ】
無伴奏で行われる合唱、重唱、独唱の形式を指します。楽器の伴奏なしで、声だけでハーモニーを作り出す点が特徴です。
ア・カペラの形式では、各パートが独立しつつも調和を保つ必要があり、高い技術と集中力が求められます。また、純粋な声や「倍音」の響き、音程感が重要です。
ボイトレにおいては、アカペラの練習を通じて音程感やハーモニー感覚を養えます。また、ほかの歌い手との調和を図る能力も向上するでしょう。
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あくせんと【アクセント】
音楽やスピーチ、ダンスなどの表現の特定の部分を強調し、際立たせる行為・手法を指します。リズムやメロディにメリハリをつける要素です。
適切なアクセントの配置は、楽曲の表現力を高め、聴き手に強い印象を与えられます。逆に、不適切なアクセントはリズムの流れを乱しかねないでしょう。
ボイトレにおいては、アクセントの使い方を学んでいけば、歌唱にダイナミクスを加えられます。また、アクセントは聴き手の印象に残る表現ができるテクニックです。
あこおすてぃっく【アコースティック】
電気を使わない生楽器(たとえばピアノやフォークギターなど)による演奏を指します。「アンプラグド」とほぼ同義で、自然な音色が特徴的な、電気的な増幅を行わない演奏形態です。
アコースティックスタイルでは、楽器本来の音色や演奏者の技術が直接反映されるため、繊細な表現が求められます。また、演奏環境や音響効果にも大きく影響される演奏形態です。
ボイトレにおいては、そもそも肉声がアコースティックにほかなりません。加えて、アコースティックな環境での練習を通じ、自分の声の純粋な響きを確認し、音程や発声の精度を高められます。
あたっく【アタック】
声や楽器音の出だし部分、つまり音が立ち上がる瞬間を指す音楽用語です。音の立ち上がり方によって、演奏や歌唱の印象が大きく変わります。たとえば、鋭いアタックは力強さの、柔らかなアタックは優しさの表現が可能です。
音は「アタック」「コア」「リリース」の3つの要素で構成されており、アタックはその最初の部分です。この部分をどのように演奏するかで、音のキャラクターや表現が決まります。特に声楽や打楽器や管楽器において、アタックの制御が重要です。
ボイトレにおいては、アタックの練習を通じて、音の立ち上がりを自在にコントロールする技術を養います。歌唱における表現力が向上し、楽曲のニュアンスを的確に伝えられるようになるでしょう。
あどりぶ【アドリブ】
ラテン語の「ad libitum」に由来し、即興演奏を指します。曲のコード進行やムードをもとに、その場で自由に演奏されるのが一般的で、「インプロビゼーション」とほぼ同義です。
ジャズやブルースなどの即興性が求められるジャンルで多用され、演奏者の技術や感性が直接反映されます。なお、ジャズシンガーは楽器演奏者のアドリブのように、曲の進行に乗せてスキャットによるアドリブを展開するケースが多いです。
ボイトレにおいては、アドリブの練習を通じて即興的な表現力を養い、柔軟な歌唱技術を身につけられます。より個性的で、魅力的なパフォーマンスが可能となるでしょう。
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あふたあびいと【アフタービート】
4拍子の曲でいえば、2拍目と4拍目のような偶数拍を指します。小節の頭には、アクセントが来ないリズムです。
このリズムは、楽曲に独特の揺れやノリを生み出します。特にファンクやレゲエなどのジャンルで多用され、聴き手に心地よいグルーヴ感を与えるリズムパターンです。
ボイトレにおいては、アフタービートのリズム感を習得することで、グルーヴ感のある歌唱が可能となり、特にポップスやジャズなどのジャンルで効果的です。
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あめりかんろっく【アメリカン・ロック】
1960年代後半から1970年代にかけて一時代を築いた、アメリカ伝統音楽の要素を取り入れたロック音楽です。カントリーやブルース、フォークなどの影響を受け、多様なサウンドが特徴となっています。
アメリカの広大な風景や文化を反映した、歌詞とメロディーが魅力です。シンプルでありながら深みのある楽曲が多く、世代を超えて愛されています。また、美しいハーモニーやエモーショナルなギターソロが大きな要素です。
ボイトレにおいては、ポピュラーなアメリカン・ロックの歌唱を学び、幅広い音楽ジャンルに対応できる柔軟な発声技術を身につけられます。特に、力強い発声やリズム感の習得に効果的です。
あると【アルト】
アルトは、合唱や声楽における女性の低音域の声部を指します。この声部は、合唱において中間的なハーモニーを担い、楽曲に深みと厚みを加えます。
アルトの声質は、豊かで温かみがあり、ほかの声部との調和を図る上で重要な役割を果たすものです。特にバロック音楽や宗教音楽において、アルトは独特の存在感を持っています。
ボイトレにおいては、アルトの声域を効果的に鍛えることで、低音域での安定した発声と表現力の向上が図れます。合唱やアンサンブルでのパフォーマンスが、一層豊かになるでしょう。
あんさんぶる【アンサンブル】
アンサンブルは、複数の演奏者が一体となって演奏することを指す音楽用語です。合奏や合唱、室内楽など、さまざまな形態が、各パートが調和して全体としてのまとまりのある演奏を目指します。
アンサンブルでは、各メンバーの技術だけでなく、互いの呼吸やニュアンスを感じ取りながら演奏する姿勢が必要です。個性が融合し、「転調」を伴うとより豊かな表現が可能となるので、クラシック音楽やジャズ系音楽で重要視されます。
ボイトレにおいては、アンサンブルの練習を通じて、ほかの歌い手との調和やバランス感覚を養い、グループでのパフォーマンス力を高められます。合唱やバンド活動において、より質の高い演奏が可能となるでしょう。
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あんぷらぐど【アンプラグド】
アンプラグドは、「プラグを差さない」という意味から、電気楽器を使わない生楽器のみで演奏するスタイルを指します。アメリカのケーブルテレビ局MTVの音楽番組『MTV Unplugged』シリーズによって有名になった言葉です。
アンプラグド形式では、楽器本来の音色や演奏者の技術が直接反映され、より自然で繊細な音楽表現が求められます。また、演奏環境や音響効果にも大きく影響されるため、演奏者は音の細部への配慮が必要です。
ボイトレにおいては、アンプラグドの環境での練習を通じて、自然な音響環境での発声や表現力を高められます。声の微妙なニュアンスや、細部まで意識した歌唱が可能となるでしょう。
まとめ
ボイトレ用語辞典あ行①「あ」は以上です。これらのボイトレ用語を理解し、練習に取り入れていけば、より効果的なトレーニングが行えるでしょう。
次回は、あ行②「い」です。お楽しみに!
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