ボイトレ用語辞典〜ナユタス町田校編〜 #23 な行③「ぬ」「ね」「の」

こんにちは！NAYUTAS（ナユタス）町田校です。

ボイトレに関連する用語を「ボイトレ用語辞典〜ナユタス町田校編〜」シリーズとして五十音順で網羅し、わかりやすく解説していきます。

第23回は、な行③「ぬ」「ね」「の」です。

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ボイトレ関連の「ぬ」「ね」「の」から始まる用語

ボイトレ関連で「ぬ」「ね」「の」から始まる、主な用語の一覧は、次のとおりです。

ぬおおゔぁ【ヌオーヴァ】
ぬきて【抜き手】
ぬとりいと【ヌトリート】
ぬり【ヌリ】
ねいろ【音色】
ねいろへんか【音色変化】
のいじいぶれす【ノイジー・ブレス】
のいず【ノイズ】
のいずきゃんせらー【ノイズキャンセラー】
のいずみゅうじっく【ノイズミュージック】
のおざん・そうる【ノーザン・ソウル】
のおてんしょんみゅうじっく【ノーテンションミュージック】
のどごえ【喉声】
のり【ノリ】

以下に、「ぬ」「ね」「の」で始まるボイストレーニング関連および音楽用語をまとめました。

ぬおおゔぁ【ヌオーヴァ】

ヌオーヴァ（nuova）はイタリア語で「新しい」を意味し、音楽用語としては新しい様式やスタイルを指す際に用いられます。特に、17世紀初頭のヌオーヴァ・ムジカ（新しい音楽）運動などで知られています。

ボイトレにおいては、ヌオーヴァの概念を取り入れることで、従来の歌唱法にとらわれない新しい表現技法の習得が可能になります。特に、古楽やバロック音楽のスタイルを学ぶ際に有効です。

ぬきて【抜き手】

尺八の演奏技法の一つで、ある音から明暗系の「イ」（琴古流・都山流では「ヒ」）に移る際、流れている余韻をそのままの情感で五孔を開いて裏側へ抜き去るような奏法です。音の余韻や情感を、豊かに表現できます。

ボイトレにおいては、「抜き手」のような音の余韻や情感を意識した発声練習が、歌唱表現の幅を広げるのに役立つでしょう。特に、フレーズの終わりやブレスのタイミングでの声の抜き方の工夫で、より自然で感情豊かな歌唱が可能となります。

ぬとりいと【ヌトリート】

ヌトリート（nutrito）はイタリア語で「豊富な」「滋養に富んだ」を意味し、音楽表現においては豊かで力強い演奏を指示する際に用いられます。演奏者に対して、音の厚みや表現の深さを求める指示語です。

ボイトレにおいては、ヌトリートの指示を理解し、声に豊かさや深みを持たせる練習が求められます。特に、感情表現やダイナミクスの幅を広げるトレーニングに有効です。

ぬり【ヌリ】

nourri（ヌリ）はフランス語で「養われた」「豊かな」「充実した」などを意味し、音楽用語としては「音を保持して」「豊かに響かせて」というニュアンスで用いられます。特に、音をしっかりと保ち、持続させる演奏や発声を指示する際に使用されます。

ボイトレにおいては、「nourri」の概念を取り入れることで、声の持続力や豊かさを養うことができます。特に、フレーズの終わりまで音をしっかりと保つ練習や、共鳴を意識した発声が効果的です。

ねいろ【音色】

同じ高さや強さの音でも、楽器や声の違いによって生じる音の個性や質感を指します。音色は、音の波形や倍音構成、発音方法などによって決まります。

ボイトレにおいては、自分の音色を理解し、目的に応じて音色をコントロールすることが重要です。例えば、柔らかい音色や明るい音色など、表現したい感情やジャンルに合わせた音色作りを目指します。

ねいろへんか【音色変化】

音色変化（ねいろへんか）とは、演奏中に音色を意図的に変化させる技術や表現方法を指します。これにより、同じ楽器や声でも多彩な表現が可能となります。

ボイトレにおいては、音色変化の技術を習得することで、歌唱における表現力や感情の幅を広げることができます。特に、ジャンルや曲調に応じた音色の使い分けが求められます。

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のいじいぶれす【ノイジー・ブレス】

ノイジー・ブレスは、鋭く、わざと音を立てるように行なうブレスで、感情表現の一種です。歌唱中に意図的にブレス音を強調することで、楽曲に独特のニュアンスや緊張感を加えることができます。

ボイトレにおいては、ノイジー・ブレスのテクニックを習得することで、表現力の幅を広げることが可能です。特に、感情の高まりやドラマチックな演出を強調したい場面で効果的に使用されます。

のいず【ノイズ】

ノイズとは、音楽や音声において意図しない雑音や不快な音を指します。録音時の機器の不具合や環境音、発声時の不適切な技術などが原因で発生します。

ボイトレにおいては、ノイズの原因を特定し、適切な発声技術や録音環境の改善を行うことが重要です。特に、高音域での発声時には、丹田を意識した腹式呼吸を取り入れることで、ノイズの発生を抑えることができます。

のいずきゃんせらー【ノイズキャンセラー】

ノイズキャンセラーは、外部の騒音を低減または除去する技術や装置を指します。主にヘッドホンやイヤホンに搭載され、逆位相の音波を生成して外部ノイズを打ち消します。

ボイトレにおいては、ノイズキャンセラー機能を持つヘッドホンを使用することで、外部の雑音を遮断し、自分の声や伴奏に集中することができます。これにより、より正確な音程やリズム感を養うことが可能となります。

のいずみゅうじっく【ノイズミュージック】

伝統的な音楽の枠組みを超え、雑音や非楽音を積極的に取り入れる実験的な音楽ジャンルです。20世紀初頭のイタリア未来派のルッソロによる「騒音芸術」から始まり、ジョン・ケージの作品や日本の「ジャパノイズ」など、多様な形で発展してきました。

ボイトレにおいては、ノイズミュージックの要素を取り入れることで、従来の発声法にとらわれない自由な表現力を養うことができます。特に、即興性や音の質感に焦点を当てたトレーニングが、創造的な歌唱表現の幅を広げるのに有益です。

のいずりだくしょんしすてむ【ノイズリダクションシステム】

音声や音楽信号から不要なノイズ（雑音）を低減または除去するための技術や装置を指します。特にアナログ録音時代には、カセットテープ特有のヒスノイズを軽減するために、ドルビーやdbxなどの方式が広く用いられました。

ボイストレーニングにおいては、録音時にノイズリダクションシステムを活用することで、発声や歌唱の微細なニュアンスを明瞭に確認できます。ただし、過度なノイズリダクションは音質に影響を与えるため、注意が必要です。

のおざんそうる【ノーザン・ソウル】

1960年代後半にイギリスのモッズ・ムーブメントから派生した音楽とダンスのムーブメントです。アメリカのTamla Motownなどのテンポの速いソウル音楽に基づいており、レアな7インチシングルでクラブで激しく踊れる楽曲が特徴です。

ボイトレにおいては、ノーザン・ソウルの楽曲を通じて、リズム感や即興的な表現力を養うことができます。特に、スウィング感やブルースフィーリングの習得に効果的です。

のおてんしょんみゅうじっく【ノーテンションミュージック】

緊張感や感情の起伏を抑えた、平穏で安定した音楽スタイルを指します。主に環境音楽やアンビエントミュージックの一部として位置づけられ、リラクゼーションや集中力向上を目的とした場面で利用されます。

ボイトレにおいては、ノーテンションミュージックを背景に使用することで、リラックスした状態での発声練習が可能となります。特に、緊張しやすい初心者やリハビリ中の方に適した環境を提供します。

のおと【ノート】

音楽における「ノート（note）」は、音符を指し、音の高さや長さを示す記号です。五線譜上での位置や形状によって、演奏すべき音の情報が伝えられます。

ボイストレーニングにおいては、ノートの理解が音程やリズムの正確な把握に不可欠です。特に、楽譜を読む力を養うことで、歌唱力の向上や表現力の幅が広がります。

のどごえ【喉声】

喉声（のどごえ）とは、喉の筋肉に過度な力を入れて発声する方法で、声帯に負担がかかりやすく、声が詰まったように聞こえることがあります。長時間の使用は喉を痛める原因となるため、注意が必要です。

ボイトレにおいては、喉声を避け、腹式呼吸や共鳴を意識した発声法を習得することが重要です。正しい発声を身につけることで、声の響きや持続力が向上します。

のり【ノリ】

ノリとは、音楽のリズムやテンポが良かったり、演奏の調子が良いときに「ノリが良い曲」と表現される言葉です。また、演奏者や聴衆が音楽に合わせて自然に体を動かすようなフィーリングを指すこともあります。

ボイトレにおいては、ノリを意識した練習を行うことで、リズム感や表現力の向上が期待できます。特に、ジャンルや曲調に応じたノリの使い分けが求められます。

まとめ

ボイトレ用語辞典な行③「ぬ」「ね」「の」は以上です。これらのボイトレ用語を理解し、練習に取り入れていけば、より効果的なトレーニングが行えるでしょう。

次回をお楽しみに！

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