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ボイトレ用語辞典 〜ナユタス町田校編〜 #24 は行① 「は」

こんにちは!NAYUTAS(ナユタス)町田校です。​

ボイトレに関連する用語を「ボイトレ用語辞典〜ナユタス町田校編〜」シリーズとして五十音順で網羅し、わかりやすく解説していきます。

第24回は、 は行① 「は」です。

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ボイトレ関連の「は」から始まる用語

ボイトレ関連で「は」から始まる、主な用語の一覧は、次のとおりです。

  • ぱあかっしぶ【パーカッシブ】
  • ぱあかっしょん【パーカッション】
  • ばあじょん【バージョン】
  • ぱあそなりてぃ【パーソナリティ】
  • はあどこあ【ハード・コア】
  • はあどろっく【ハード・ロック】
  • はあもにい【ハーモニー】
  • はあもにくす【ハーモニクス】
  • はあもにっくまいなあすけえる【ハーモニックマイナースケール】
  • ばいおん【倍音】
  • はいとおん【ハイトーン】
  • はいばん【廃盤】
  • はしる【ハシる】
  • ばす【バス】
  • はすきいぼいす【ハスキーボイス】
  • ばとる【バトル】
  • ばぶるがむみゅうじっく【バブルガム・ミュージック】
  • はみんぐ【ハミング】
  • ばりとん【バリトン】
  • はんおん【半音】
  • ぱんくろっく【パンクロック】

以下に、「は」で始まるボイストレーニング関連および音楽用語をまとめました。

ぱあかっしぶ【パーカッシブ】

パーカッシブ(percussive)は、「打撃的な」「打楽器的な」という意味で、音楽においては打楽器のような明瞭で歯切れの良い音を指します。ギターやピアノなどの楽器で、打楽器的な奏法を取り入れることもあります。1

ボイトレにおいては、パーカッシブな発声を意識することで、リズム感のある歌唱や、アクセントを効かせた表現力を養うことができます。特に、リズミカルな楽曲やアップテンポな曲での表現に有効です。

ぱあかっしょん【パーカッション】

打つ・振る・擦るなどの動作によって音を出す楽器、すなわち打楽器全般を指します。ドラムセット、コンガ、ボンゴ、シンバル、マリンバ、タンバリンなど、多種多様な楽器が含まれます。

ボイトレにおいては、パーカッションのリズム感やタイミングを学ぶことで、歌唱時のリズムキープや表現力の向上に役立ちます。特に、リズムに合わせた発声練習や、ボディパーカッションを取り入れたトレーニングが効果的です。

ばあじょん【バージョン】

「版」の意味を持ち、楽曲の異なるアレンジや編集を施した別の形態を指します。オリジナル・バージョンに対して、リミックスやライブ・バージョンなどがあります。

ボイトレにおいては、さまざまなバージョンを聴くことで、異なるアレンジや表現方法を学ぶことができます。特に、自分の歌唱スタイルに合ったバージョンを参考にすることが効果的です。

ぱあそなりてぃ【パーソナリティ】

パーソナリティは、ラジオ番組などでナレーションを入れたり、番組の司会進行をする人を指します。また、一般的にはその人の持ち味や個性、人柄を意味します。

ボイトレにおいて、パーソナリティとしてのスキルを磨きたい場合には、明瞭な発声や滑舌、表現力を養うことが重要です。特に、聴衆に対して魅力的な声で情報を伝える技術が求められます。

はあどこあ【ハード・コア】

ハード・コアは、音楽ジャンルの中でも特に過激で荒々しい表現を追求するスタイルを指します。パンクロックから派生し、激しいリズムや社会的メッセージを特徴とします。

ボイトレにおいては、ハード・コアのスタイルを取り入れることで、エネルギッシュな発声や感情表現の幅を広げることができます。特に、シャウトやスクリームの技術を習得する際に有効です。

はあどろっく【ハード・ロック】

ハード・ロックは、1960年代後半に登場したロックの一ジャンルで、ディストーション・ギターや強烈なビート、シャウトするボーカルが特徴です。ブルースやガレージロックを基に発展しました。

ボイトレにおいては、ハード・ロックのスタイルを学ぶことで、力強い発声や高音域のコントロールを強化できます。特に、声帯の柔軟性や持久力を養うのに役立ちます。

はあもにい【ハーモニー】

ハーモニーは、複数の音が同時に鳴ることで生まれる音の調和を指し、音楽の豊かさや深みを演出します。合唱やアンサンブルでの演奏において、各パートが調和することが求められます。

ボイトレにおいては、ハーモニーの練習を通じて、他者との音のバランスや音程の調整力を養います。特に、アンサンブルでの協調性や音楽的な感性を高めるのに役立ちます。

はあもにくす【ハーモニクス】

楽器や声などの音に含まれる倍音成分、または(ギターなどで特定のフレット上の弦に軽く触れながら弾いて)倍音を響かせる方法を指します。これにより、音色や響きの個性が生まれます。

ボイトレにおいては、ハーモニクスを意識した発声練習を行うことで、声の響きや明瞭さを向上させることができます。特に、共鳴を活用した発声法を習得する際に重要な概念です。

はあもにっくまいなあすけえる【ハーモニックマイナースケール】

日本語では和声的短音階と呼ばれる、ナチュラルマイナースケールの第7音を半音上げたスケールで、特徴的な増2度の音程を含みます。この構造により、ドミナントコード(V7)を形成し、短調において強い終止感を生み出します。

ボイトレにおいては、ハーモニックマイナースケールを練習することで、独特な音程感覚や表現力を養うことができるでしょう。特に、クラシックやジャズなどでの感情豊かな歌唱に役立ちます。

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ばいおりん【バイオリン】

弓で弦を擦って音を出す「擦弦楽器」の一種で、バイオリン属の中で最も小さく高音域を担当します。オーケストラや室内楽、ソロ演奏など多岐にわたる音楽ジャンルで使用され、その豊かな表現力と繊細な音色で知られています。

ボイトレにおいては、バイオリンの音色や奏法から学ぶことが少なくありません。例えば、バイオリンの滑らかな音のつながりやビブラートの技術は、声の滑らかさや表現力を高める参考となります。

ばいおん【倍音】

倍音は、ある音を鳴らしたときに自然に発生する、基音の整数倍の周波数を持つ音の成分です。倍音の存在により、音色や音の豊かさが生まれます。

ボイトレにおいては、倍音を意識した発声練習を行うことで、声の響きや明瞭さを向上させることができます。特に、共鳴を活用した発声法を習得する際に重要な概念です。

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はいとおん【ハイトーン】

ハイトーンは、高音域の音を指し、歌唱においては特に高い音程を出す技術が求められます。適切な発声法を用いることで、無理なく高音を出すことが可能になります。

ボイトレにおいては、ハイトーンの練習を通じて、声帯の柔軟性や呼吸のコントロールを強化します。特に、ミックスボイスやヘッドボイスの習得が高音域の安定性に寄与します。

はいばん【廃盤】

廃盤とは、CDやレコードなどの音楽メディアの製造・販売が終了し、新たに生産されなくなった状態を指します。一部の廃盤作品は希少価値が高まり、コレクターズアイテムとなることもあります。

ボイトレにおいては、廃盤となった音源を参考にすることで、過去の名演やスタイルを学ぶことができます。特に、歴史的な歌唱法や表現技術の研究に役立ちます。

はしる【ハシる】

ハシるとは、演奏や歌唱において、本来のリズムやテンポよりも速くなってしまう状態を指します。逆に遅れることを「モタる」といいます。

ボイトレにおいては、リズム感を養うことで、ハシることを防ぎ、安定したテンポでの歌唱が可能になります。特に、メトロノームを使った練習が効果的です。

ばす【バス】

バスは、男性の声種の中で最も低い音域を指し、深みのある重厚な声質が特徴です。また、楽曲の最も低いパートや、低音域を奏でる楽器を指すこともあります。

ボイトレにおいては、バスの声域を持つ人は、低音域の発声技術や共鳴のコントロールを習得することが重要です。特に、声帯のリラックスや腹式呼吸の強化が効果的です。

はすきいぼいす【ハスキーボイス】

ハスキーボイスは、かすれたような、しゃがれた質感を持つ声を指します。生まれつきの声質や、声帯の使い方によって生じることがあります。

ボイトレにおいては、ハスキー・ボイスを活かすために、適切な発声法や呼吸法を学ぶことが重要です。特に、声帯への負担を減らし、持続的な歌唱を可能にする技術が求められます。

はちょうちょう【ハ長調】

ド(C)を主音とする長調で、音階は「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」となり、調号にシャープやフラットが付かないため、視覚的にも理解しやすい調です。明るく開放的な響きが特徴で、初心者の導入や多くの楽曲で使用されます。

ボイトレにおいては、ハ長調の音階練習を通じて、音程感覚や発声の基本を養うことができます。特に、明るい音色や安定した音程を目指す際に効果的です。

ばっくびいと【バックビート】

4拍子の音楽において2拍目と4拍目にアクセントを置くリズムスタイルで、ポップスの基本的リズムパターンの一つです。ジャズ、ロック、R&Bなど多くのジャンルで使用され、楽曲に躍動感やグルーヴ感を与えます。

ボイトレにおいては、バックビートを意識することでリズム感を養い、歌唱にノリや一体感を持たせることができます。特に、裏拍を感じながら歌う練習は、リズムの安定性と表現力の向上に効果的です。

はっする【ハッスル】

1970年代にアメリカで流行したディスコダンスの一種で、特にヴァン・マッコイの楽曲「The Hustle」によって広まりました。ディスコ音楽の象徴的な存在となった、軽快なステップとパートナーとの連携が特徴のダンスです。

ボイトレにおいては、ハッスルのリズム感やエネルギッシュな動きを取り入れることで、リズム感の向上や表現力の強化に役立つでしょう。また、ダンスと歌唱を組み合わせたトレーニングは、ステージパフォーマンスの総合力を高める効果があります。

ばとる【バトル】

音楽用語のバトルは、主にヒップホップの分野で、ラッパー同士が即興でリリックやフロウを競い合う対決を指します。観客の反応やその場のノリで勝敗が決まることが多いです。

ボイトレにおいては、バトル形式の練習を通じて、即興力や表現力、リズム感を養うことができます。特に、フリースタイルのスキルを高めるのに有効です。

ばぶるがむみゅうじっく【バブルガム・ミュージック】

バブルガム・ミュージックは、1968年から1971年頃に流行した、プロデューサーのJ・カセネッツとソングライターのJ・カッツがティーンを対象に作り上げたサウンドで、架空のバンドで発表されていました。

ボイトレにおいては、バブルガム・ミュージックのシンプルで明快なメロディーを練習することで、音程の正確さやリズム感を養うことができます。特に、ポップスの基礎的な歌唱力を身につけるのに適しています。

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はみんぐ【ハミング】

ハミングは、口を閉じたまま鼻から音を出す発声法で、声帯への負担を減らしながら音程や音色の確認ができます。ウォームアップや共鳴の練習として、広く用いられている手法ですす。

ボイトレにおいては、ハミングを通じて共鳴の感覚を養い、滑らかな声の出し方を習得します。特に、声の響きや音程の安定性を向上させるのに有効です。

ばろっくおんがく【バロック音楽】

1600年頃から1750年頃にかけてヨーロッパで発展した音楽様式で、バッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディなどが代表的な作曲家です。特徴は、通奏低音の使用、対位法の発展、感情表現の強調、装飾音の多用などです。

ボイトレにおいては、バロック音楽の演奏を通じて、明瞭な発音、柔軟な音色の変化、繊細なダイナミクスのコントロールなどを学ぶことができます。特に、装飾音や即興的な要素を取り入れることで、表現力と音楽的対話力を高めることができます。

ばりとん【バリトン】

バリトンは、男性の声種の中でテノールとバスの中間の音域を指し、豊かな中低音が特徴です。オペラや合唱などで重要な役割を担います。

ボイトレにおいては、バリトンの声域を持つ人は、中低音域の発声技術や表現力を高めることが求められます。特に、声帯の柔軟性や共鳴のコントロールを強化する練習が効果的です。

はんおん【半音】

半音は、音楽における最小の音程で、隣接する2つの音の間隔を指します。西洋音楽では、1オクターブを12の半音に分けて構成されます。

ボイトレにおいては、半音の違いを正確に聞き分け、歌唱する能力が求められます。特に、微妙な音程の変化を表現する際に重要です。

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ぱんくろっく【パンクロック】

1970年代半ばから後半にかけて発生したロックのスタイルの一つで、体制化・様式化した従来のロックに反発し、荒々しい表現法を強調する音楽です。シンプルなコード進行と速いテンポ、反体制的な歌詞が特徴です。

ボイトレにおいては、パンク・ロックのエネルギッシュな歌唱スタイルを練習することで、感情表現の幅を広げることができます。特に、声の強弱やリズムの変化を自在に操る技術が求められます。

まとめ

ボイトレ用語辞典は行① 「は」は以上です。これらのボイトレ用語を理解し、練習に取り入れていけば、より効果的なトレーニングが行えるでしょう。

次回をお楽しみに!

あなたのボイトレ、歌唱、楽器演奏やダンスに関するスキルアップをNAYUTAS(ナユタス)町田校が応援します。