こんにちは!NAYUTAS(ナユタス)水戸校です!
ボイトレでは、
「声帯閉鎖が弱い」という言葉を聞いたりします🤔
特に、息っぽい声や弱い裏声に対して使われることが多いですよね。
でもそもそも、「声帯閉鎖」とは何を意味しているのでしょうか?
ここを理解すると、「閉鎖を強くする」という言葉の見え方も少し変わってきます💡
① そもそも「声帯閉鎖」とは?
左右の声帯の間には、声門(せいもん)と呼ばれる隙間があります。
呼吸をしている時は、左右の声帯が離れて声門が開き、空気が通ります。
そして発声する時には、左右の声帯が内側へ寄る内転が起こります。
このように、左右の声帯が近づき、声門が閉じることを「声帯閉鎖」と呼びます💡

つまり、声帯を内転させる複数の筋肉などが働いた結果として起こる状態・動きなんですね。
② 発声中は「閉じっぱなし」ではない
ここがかなり重要です🔥
発声時の声帯は、ドアのように閉じたまま固定されているわけではありません。
肺から送られてくる呼気と声帯の性質などによって、
開く→閉じる→開く→閉じる
という振動を高速で繰り返しています。
その振動の中で、左右の声帯が接触する時間もあれば、離れている時間もあります。
発声における「閉鎖」は、単純な
開いている/閉じているという二択ではりません💡
どの程度接触しているのか。
どのくらいの時間、声門が閉じているのか。
どのような振動をしているのか。
こうした要素によって、出てくる声も変化します🤔
③ 「閉鎖が弱い」は何を意味している?
では、「声帯閉鎖が弱い」とは何でしょうか?
多くの場合、
・息漏れが多い
・声がスカスカする
・声に芯が感じられない
といった声に対して使われています。
つまり、声門閉鎖が不十分な発声状態を、分かりやすく「閉鎖が弱い」と表現している場合が多いんですね。
ただし、ここで注意が必要です⚠
「閉鎖が弱い」という音の印象と、「声帯を内転させる筋肉の筋力が弱い」ということは同じではありません。
④ 「閉鎖筋を鍛える」と考えすぎない
「閉鎖が弱い」
↓
「閉鎖する筋肉が弱い」
↓
「筋トレ!」
と考えたくなります。
でも発声は、それほど単純ではありません。
声帯の内転だけでなく、声帯の伸展や厚み、呼気圧など、さまざまな要素が同時に関わっています。
そのため、息っぽい声が出ているからといって、必ずしも筋力不足とは限りません。
むしろボイストレーニングでは、
必要な発声に合わせてこれらを協調させる運動学習として考えた方が分かりやすい場合があります😊
⑤ 閉鎖は強ければ強いほど良いわけではない
声帯閉鎖という言葉を覚えると、
つい、閉鎖が強い=良い声と思ってしまいます。
しかし、これも違います。
必要以上に声帯を強く内転させようとすると、
押し込んだような発声になることもあります。
反対に、歌の表現として息っぽい声を使うこともあります。
つまり重要なのは、
常に強く閉じることではなく、発声に合わせて声門閉鎖の状態を調整できることです💡
まとめ:「声帯閉鎖」は筋力の名前ではない
声帯閉鎖とは、左右の声帯が内転し、声門が閉じること。
そして発声中には、声帯が高速で振動しながら、接触と開放を繰り返しています。
だから、「閉鎖が弱い」という言葉を、
単純に「声帯を閉じる筋肉が弱い」と捉えるのは少し注意が必要です。
大切なのは、閉鎖をとにかく強くすることではなく、
呼気や声帯振動などと協調しながら、その発声に必要な声門閉鎖を作ること。
「閉鎖」という言葉を、筋力ではなく発声中に起こっている現象として見ること。
それだけでも、ボイストレーニングの理解はかなり変わってきます😊🎤
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ここまで読んで下さり、ありがとうございました!
NAYUTAS(ナユタス)水戸校講師、助川でした🙇♂️

