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ダンス用語辞典 〜ナユタス中野校編〜 #2 あ行②「い」

こんにちは!NAYUTAS(ナユタス)中野校です。​

ダンスに関連する用語を「ダンス用語辞典 〜ナユタス中野校編〜」シリーズとして五十音順で網羅し、わかりやすく解説していきます。

第2回は、あ行 ②「い」です。

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ダンス関連の「い」から始まる用語

ダンス関連で「い」から始まる、主な用語の一覧は、次のとおりです。

  • いたつき【板付き】
  • いり【入り】
  • いりゅうじょん【イリュージョン/Illusion】
  • いんあうと【インアウト/In‑Out】
  • いんさいどすてっぷ【インサイドステップ/Inside Step】
  • いんざぐるうぶ【イン・ザ・グルーヴ/In the Groove】
  • いんすとぅるめんたる【インストゥルメンタル/Instrumental】
  • いんすとらくたあ【インストラクター/Instructor】
  • いんすぱいあ【インスパイア/Inspire】
  • いんとぅ【イントゥ/Into】
  • いんとろ【イントロ/Intro】
  • いんばあじょん【インバージョン/Inversion】
  • いんぱくと【インパクト/Impact】
  • いんぷろびぜえしょん【インプロビゼーション/Improvisation】

各用語を、わかりやすく解説していきましょう。

なお、ダンスをマスターするには、NAYUTAS中野校でのレッスンが役立ちますよ!

いたつき【板付き】

舞台やステージで幕が上がった時点、または音楽が始まってすぐにダンサーがすでに立っていて、すぐに踊り始められる状態を指す舞台用語です。ダンスコンテストやショーでは、揃った立ち位置で振付が始まるため緊張感と一体感が生まれます。

反対語は「音先」で、音楽スタート後に登場する場合に使います。舞台演出や振付の構成上、演出意図を形にするために頻繁に使われる言葉です。

いり【入り】

出演者やダンサーがスタジオ、劇場、控室などに入ること、またはそのタイミングや状態を指す言葉です。例えば「今日の入りは何時?」というように、集合やスタート時間を確認する際に使われます。

舞台やリハーサル、発表会などイベントの進行管理に欠かせません。出演者が集合して準備に入る段階を明確にすることで、効率的なスケジュール運用が可能になります。

いりゅうじょん【イリュージョン/Illusion】

イリュージョンとは、体の一部を独立・連動させて、あたかも重力に逆らうような視覚的「トリック」を生み出す動きです。特にポッピングやアニメーションの要素として用いられ、ウェーブやアイソレーションを組み合わせて「不可能に見える」動きを演出します。

たとえば腕の波から肩→胸→腰へと流れるようにつなげることで、まるで体が電気を帯びて動いているかのように見せることができます。観客へのインパクトや個性の強調に使われ、即興パフォーマンスでもよく登場します。

いんあうと【インアウト/In‑Out】

足や体を「内側に寄せる(In)」→「外に開く(Out)」動作を繰り返すステップです。ハウスダンスやヒップホップの基礎練習としてリズム感やグルーヴを体感するために用いられます。

体重移動の感覚やジャストタイミングでの動き出しを鍛えることができ、即興にも応用しやすくなります。初心者のトレーニングとしても、音に対する反応力を養う基本動作です。

いんさいどすてっぷ【インサイドステップ/Inside Step】

足を体の中心線に向かって交差または寄せる形のステップです。ハウスダンスやワッキングなどのスタイルで、流れるような足さばきやグルーヴを演出するのに適しています。

リズムに合わせて足先を内側へ振る動きが「曲線的なラインや滑らかな動き」を強調し、豊かな表現力を生み出します。特にフットワークにアクセントをつけたいときに活用されます。

いんざぐるうぶ【イン・ザ・グルーヴ/In the Groove】

音楽のビートやリズムと完全に同調し、一体となって踊る感覚を指します。踊り手が自然体で流れるように動いており、まるで音楽と身体が一つになっている状態です。

これはジャズ時代から使われた言葉で、演奏やダンスにおける「ノリの良さ・高揚感」を意味します。ヒップホップダンスでは、テンポやアクセントを感じ取り、自分のリズム感を体現する上で重要な概念です。

いんすとぅるめんたる【インストゥルメンタル/Instrumental】

「インストゥルメンタル」とは、歌詞やラップ、ボーカルが含まれない楽曲のことを指します。ダンスでは、ボーカルなしのビートや伴奏のみの曲を使って練習や振付を行う際に非常に多く用いられます。「インスト」などと略されることもあります。

歌のない分、音の構成やリズムに集中しやすく、ダンサーが動きを合わせやすいのが特徴です。ヒップホップ系のインストゥルメンタルは、ビート重視のトラックとして重宝されます。

いんすとらくたあ【インストラクター/Instructor】

ダンスにおいては指導者、講師を意味し、振付を教えたり基礎レッスンを担当したりします。ヒップホップやストリートダンスのスタジオでは「イントラ」と略されることも多く親しみを込めた呼び方です。

振付の進行管理や個別指導、ステージングのアドバイスも行う専門的な存在です。ダンサーの技術向上や表現の正確さを支える重要な役割といえるでしょう。 

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いんすぱいあ【インスパイア/Inspire】

ダンサー自身または他者の動きや音楽、文化・精神性から「刺激を受けて創作意欲や表現意欲が湧く」ことを意味します。他のダンサーのスタイルや表現から影響を受け、自分なりにアレンジを加えて新たな動きを生み出す行為です。

これによりヒップホップ文化やストリートダンスは常に進化し、個々の振付に独自性が反映されます。コミュニティの中でのセッションやバトルにおいても、インスパイアは強い原動力となります。

いんとぅ【イントゥ/Into】

音楽や場面の流れに「入る」「乗る」という意味合いで使われることが多い用語です。たとえば「イントゥのタイミングを捉える」とは、音の変化や拍の切り替わりに合わせて動き始めることです。

ダンスの冒頭やパートの切り替えにおいて、イントゥに合わせて自然に踊りに入っていくことで、一体感と流れの滑らかさが出ます。振付だけでなくフリースタイルでも重要な意識となります。

いんとろ【イントロ/Intro】

曲の冒頭部分を指す言葉で、ダンスではパフォーマンスや振付のはじめに動きを入れる「導入部」として使われます。音楽のイントロに合わせたポージングや構えを定め、観客に「これから始まる」という期待感を与えます。

特にバトルやショーでは、強いインパクトのイントロが心象に残りやすく、キャラクターや世界観を示す出発点となるものです。イントロの演出次第でステージの印象が大きく変わります。

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いんばあじょん【インバージョン/Inversion】

体を逆さまにする動作、つまり倒立や逆立ちといった動きを指します。ブレイキンのパワームーブでは、頭立ちや手を支点に体全体を上下逆にして動かすことが多く、この技術がインバージョンと呼ばれます。

筋力・柔軟性・バランスが求められ、練習には安全面にも注意が必要です。フリーズやスピンに組み込むことで、技の幅と見せ場が広がります。

いんぱくと【インパクト/Impact】

動きや表現が視覚・感覚的に強い印象を与える「衝撃」「強さ」のことを指します。振付やバトルで「キメ」を作る際に、体の動き・音の切り替え・ポーズなどを強調してインパクトを与えます。

音楽のアクセントに合わせた瞬発的な動きや、意図的なポージングの止め方によって、観客の注意を引きつけます。表現のドラマ性を高める重要な要素です。

いんぷろびぜえしょん【インプロビゼーション/Improvisation】

あらかじめ振付されていない、即興演技・即興ダンスを意味します。リアルタイムで音楽や周囲の雰囲気に反応し、その瞬間の感覚や感情を身体で表現する能力です。

特にヒップホップやブレイキンでは、バトルやフリースタイルセッションに欠かせないスキルとされています。固定されたステップではなく、自分の個性や創造性を最大限に活かす表現方法です。

まとめ

ダンス用語辞典あ行②「い」は以上です。これらのダンス用語を理解し、練習に取り入れていけば、より効果的なトレーニングが行えるでしょう。

次回をお楽しみに!

 

あなたのダンス、ボイトレ、歌唱、楽器演奏に関するスキルアップをNAYUTAS(ナユタス)中野校が応援します。