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ダンス用語辞典 〜ナユタス中野校編〜#9 か行④「け」

こんにちは!NAYUTAS(ナユタス)中野校です。​

ダンスに関連する用語を「ダンス用語辞典 〜ナユタス中野校編〜」シリーズとして五十音順で網羅し、わかりやすく解説していきます。

第9回は、か行④「け」です。

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ダンス関連の「け」から始まる用語

ダンス関連で「け」から始まる、主な用語の一覧は、次のとおりです。

  • けいこ【稽古/Practice】
  • けいこば【稽古場/Rehearsal Studio】
  • けいぽっぷ【ケイポップ/K-POP】
  • けいけんち【経験値/Experience Points】
  • けいぞくりょく【継続力/Consistency】
  • けいでんす【ケイデンス/Cadence】
  • けえじんぐ【ケージング/Caging】
  • けえすすたでぃ【ケーススタディ/Case Study】
  • けえぶる【ケーブル/Cable】
  • けえぶるすてっぷ【ケーブルステップ/Cable Step】
  • けがよぼう【怪我予防/Injury Prevention】
  • けみすとりい【ケミストリー/Chemistry】
  • けり【蹴り/Kick】
  • けんけん【ケンケン/Hop】
  • けんぱ【ケンパ/Hopscotch Step】

各用語を、わかりやすく解説していきましょう。

なお、ダンスをマスターするには、NAYUTAS中野校でのレッスンが役立ちますよ!

けいこ【稽古/Practice】

技術と表現を体系的に鍛える反復訓練で、ストレッチ・基礎(ベーシック)・コンビネーションが柱になります。振付習得だけでなく、呼吸法やクールダウンまで含む「一連の運用」が目的です。

効率の良い稽古は、ウォームアップ→基礎→有酸素/筋持久→振付→調整の順で設計します。動画のセルフレビューやメトロノーム練習を組み込み、リズム精度と再現性を安定させます。

けいこば【稽古場/Rehearsal Studio】

鏡・音響・床材が整備された練習空間で、リノリウムなど「滑りとグリップのバランス」が良い床が好まれます。音量や空調、照明の管理は集中力と安全性に直結します。

フォーメーション練習では目印テープで立ち位置と導線を可視化し、鏡なし(背面)での通しも織り交ぜます。カメラ角度や舞台の見切れを想定した配置で、実戦的な完成度が高まります。

けいぽっぷ【ケイポップ/K-POP】

韓国発の大衆音楽とアイドル文化を指し、群舞の正確性やフォーメーションの多層展開、そしてカメラ映えを前提に設計された振付が大きな特徴です。潔いラインと角度管理が徹底され、表情・視線・手先のニュアンスまで「演出」として組み込まれます。

8カウント単位のキメ、プリコーラス~サビでのアイコニックなムーブ配置、そしてブレイクでの見せ場設定が定石です。鏡リハだけでなく背面・対面・カメラテストを反復し、アングル差でも崩れないシンクロ率を追求します。

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けいけんち【経験値/Experience Points】

場数で蓄積される暗黙知で、間合いや客席距離、機材トラブル対応に反映されます。床材や音響の誤差にも即時にアジャストできます。

失敗と成功の「手触り」を記録・振り返りし、次のパフォーマンス設計に反映します。経験値の高いダンサーほど、予期せぬ事態を芸に転化する力が強いです。

けいぞくりょく【継続力/Consistency】

練習や制作を長期で続ける能力で、フォームと体調を安定させる基盤です。短期の爆発力より、日々の微小目標の積み重ねが効いてきます。

「今日の1カウント、今日の1角度」のように粒度を下げた目標設定で、挫折を避けつつ達成感を回収します。練習ログと動画の定点記録が、継続の可視化に役立ちます。

けいでんす【ケイデンス/Cadence】

音や動きの抑揚・周期性を示す概念で、フレーズの「呼吸」や流れの手触りを規定します。テンポそのものではなく、体重移動の波やサブディビジョンの密度がケイデンスを形作ります。

上級者は前乗り/後ろ乗りを織り交ぜ、同一テンポでもニュアンスを切り替えます。結果としてトランジションが滑らかになり、同じ振付でも「うねり」の深さが一段と増します。

けえじんぐ【ケージング/Caging】

「檻(cage)」をイメージした動きで、身体の前に透明な壁や枠があるかのように押し引きするポッピング系の表現です。接触感の演技が肝で、空間への「触覚」を視覚化します。

手首や肘の角度管理、テンションの掛け方でリアリティが大きく変化します。パントマイム的要素と組み合わせると、物理的制約を感じさせる説得力が増します。

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けえすすたでぃ【ケーススタディ/Case Study】

作品づくりや振付研究において、特定の題材や手法を分析・再構築する学習法です。実例に基づく検証を通じて、再現性と応用性を高めます。

他作品の構成・カウント設計・移動導線を解剖し、自作に転写するトレーニングとして有効です。記録と比較を習慣化すると、表現の引き出しが増え、制作速度も上がります。

けえぶる【ケーブル/Cable】

「線・ワイヤ」の比喩として用いられ、身体の各点が見えないケーブルで引かれているように動きを連鎖させる考え方です。力の流れを一本の線として意識する設計です。

腕→肩→胸→骨盤→脚へとテンションが移る「通電」イメージを持つと、ムーブが有機的につながります。過度な力みを避け、引かれて戻る「往復」まで描くと表情が豊かになります。

けえぶるすてっぷ【ケーブルステップ/Cable Step】

見えないケーブルに引かれて足が滑る・戻るといった「外部要因」を演じるステップの総称として使われます。名称は俗称寄りですが、現場では説明に便利な語です。

重心を一瞬遅らせるディレイと、足首の受け・戻しで「引かれている感」を作ります。スライド系やアニメーション系と相性が良く、連続性のある移動演出に向きます。

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けがよぼう【怪我予防/Injury Prevention】

キャリア維持の根幹で、可動域の確保・筋力バランス・着地衝撃の分散が要点です。特に膝・足首・腰に負担が集中しやすく、過伸展や偏った反復はリスクになります

ジャンプやフロアムーブでは股関節主導の屈伸とコア安定で衝撃を吸収し、足部の三点支持で着地を受けます。ルーティン内に「マイクロ・クールダウン」を挟み、疲労管理を設計に組み込みます。

けみすとりい【ケミストリー/Chemistry】

共演者間の相互作用で生まれる「化学反応」を指し、ユニゾンやカノンに厚みをもたらします。呼吸の一致、微細な視線共有、間合いの同調が質感の差を生みます。

コンビやチームでは、合図の明文化と「無言の合図」の両輪が重要です。即興ジャムでも相手のボディランゲージを素早く読み、グルーブを共有すると場の支配力が高まります。

けり【蹴り/Kick】

下肢で空間を切るアクションの総称で、アクセントや方向転換、距離表現の誇張に用いられます。膝の畳みと足首の角度が見栄えを決め、骨盤の向きでキャラクターが変わります。

前・横・後ろの各蹴りは、体幹固定と重心制御の度合いで「軽快~パワフル」を使い分けます。音のどこに置くか(表/裏/溜め)を意識すると、同じ技でも音楽的説得力が段違いになります。

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けんけん【ケンケン/Hop】

片脚で連続的に跳ねる動作で、幼児動作の延長ながら軽快なラインを作る素材です。左右切り替えや上半身のカウンターで、多様な表情を出せます。

着地は母趾球・小趾球・踵の三点で衝撃を受け、膝単独に負荷を集中させないのがコツです。裏取りに合わせるとシンプルでも「浮遊感」が生まれ、群舞の中でも映えます。

けんぱ【ケンパ/Hopscotch Step】

「ケン(片脚)→パ(両脚)」のリズムで移動するステップで、遊び由来ながらトランジションの素材として優秀です。短い距離で、位置と向きを素早く変えられます。

アクセントを「ケン」に置くか「パ」に置くかで見え方が大きく変わり、腕のスイングや体幹ツイストを足すと推進力が増します。フォーメーション転換に組み込むと、舞台の見通しが良くなります。

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まとめ

ダンス用語辞典第9回、か行④「け」は以上です。これらのダンス用語を理解し、練習に取り入れていけば、より効果的なトレーニングが行えるでしょう。

次回をお楽しみに!

あなたのダンス、ボイトレ、歌唱、楽器演奏に関するスキルアップをNAYUTAS(ナユタス)中野校が応援します。