こんにちは!NAYUTAS(ナユタス)中野校です。
ダンスに関連する用語を「ダンス用語辞典 〜ナユタス中野校編〜」シリーズとして五十音順で網羅し、わかりやすく解説していきます。
第11回は、さ行①「さ」です。
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目次
ダンス関連の「さ」から始まる用語
ダンス関連で「さ」から始まる、主な用語の一覧は、次のとおりです。
- さあくる【サークル/Circle】
- さあびすかっと【サービスカット/Service Cut】
- さいどすてっぷ【サイドステップ/Side Step】
- さいどちぇいん【サイドチェイン/Sidechain】
- さいん【サイン/Sign】
- さいんえいじんぐ【サインエイジング/Sign Aging】
- さうすさいど【サウスサイド/South Side】
- さうんど【サウンド/Sound】
- さうんどえでぃっと【サウンドエディット/Sound Edit】
- さうんどえんじにありんぐ【サウンドエンジニアリング/Sound Engineering】
- さうんどちぇっく【サウンドチェック/Sound Check】
- さうんどとらっく【サウンドトラック/Soundtrack】
- さぐり【探り/Groove Check】
- さんぷりんぐ【サンプリング/Sampling】
- さんぷらあ【サンプラー/Sampler】
各用語を、わかりやすく解説していきましょう。
なお、ダンスをマスターするには、NAYUTAS中野校でのレッスンが役立ちますよ!

さあくる【サークル/Circle】
ダンサーや観客が円形に集まり、中央で順番に踊る場のことを指します。バトルやセッションの文脈で広く用いられ、即興性と対話性が色濃くあらわれます。
中心に入る行為はスキルの提示だけでなく、その場の空気を読む能力の確認でもあり、観客の反応がフィードバックとして機能します。安全と尊重のルールが前提であり、押し合いや割り込みを避けるなど最低限のマナーが共有されています。
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さあびすかっと【サービスカット/Service Cut】
映像やステージ演出で、観客にわかりやすい「見せ所」として用意された短いショットや場面を指す言葉です。ダンスではサビやブレイクに合わせ、表情や決めポーズを強調する用途で使われます。
過度な演出に偏らないよう、振付の流れや音楽的文脈と整合させることが重要であり、全体のリズムを損なわない配置が欠かせません。撮影前提の現場ではカメラ位置やレンズの画角を想定し、角度とラインを調整します。
さいどすてっぷ【サイドステップ/Side Step】
左右方向へ体重移動する基本ステップであり、多くのジャンルで共通して使われる言葉です。運動量を調整しやすく、フォーメーション転換や導線づくりにも適しています。
膝と股関節で衝撃を吸収しつつ、上半身のブレを抑えると見栄えが安定し、カウントへの「置き方」で軽快さから重厚さまで幅が出ます。群舞では足幅と到達位置を統一し、ラインの乱れを防ぎます。
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さいどちぇいん【サイドチェイン/Sidechain】
音響処理の用語で、ある信号で別の信号の音量を制御する手法です。ダンス文脈では、キックが鳴るたびに他パートが軽く沈むような「聴覚的ポンピング」を体感しやすい状態を意味します。
この質感に合わせて体重を「押し引き」すると、音像との同期感が高まり、ムーブの立体感が増します。クラブ系トラックで用いられる処理であり、リズムの呼吸を掴む手がかりになります。
さいん【サイン/Sign】
合図や記号を指し、ダンスでは開始・終了・転換の合図としての視線や手振りなどです。リハーサルで共有された小さなジェスチャーが、本番の事故回避や同期に役立ちます。
音止めやフォーメーション切替の直前にサインを入れることで、チームの反応速度が安定します。大仰な動きではなく、観客に目立ちにくい最小限の合図が実務的です。
さいんえいじんぐ【サインエイジング/Sign Aging】
一般に定着した用語ではありませんが、現場で「動きや作品に年輪のような味が乗る過程」を比喩的に述べる際に使われる言葉です。長年の稽古や上演によって、同じ振付でも説得力や間の取り方が成熟していく現象を指します。
用語の使用は文脈依存であり、公式な評価軸というより現場の語感に近い表現です。説明に用いる場合は、具体的な変化(テンポ感、呼吸、溜めの長さ)を併記すると誤解が生じにくくなります。
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さうすさいど【サウスサイド/South Side】
米国南部のヒップホップ文化圏を指す呼称で、音楽的には南部特有のビート感やノリの傾向を含む言葉です。ダンスの文脈では、楽曲やカルチャーの出自を示す言い方として使われます。
具体的なステップ名を意味するわけではなく、楽曲選択やグルーブの方向性を共有する指標として機能します。地域名を冠するため、文脈に応じて過度な一般化を避けることが望まれます。
さうんど【サウンド/Sound】
音全般を指し、ダンスでは「何に乗るか」を規定する最上位の要素です。音色、ダイナミクス、定位、リズム構造がムーブの質感に直結します。
同じカウントでもサウンドの選択により体の使い方が変わり、表情も異なります。振付制作では、使用するサウンドの変化点(ブレイク、フィル、無音)を把握し、見せ場の配置に反映します。
さうんどえでぃっと【サウンドエディット/Sound Edit】
楽曲の編集を指し、イントロ短縮やブレイク追加などダンス向けに構成を調整することです。大会やショーケースでは、時間制限や見せ場の設計に合わせて用いられます。
編集箇所では音切りやフェードのタイミングに合わせ、ムーブの始終を揃えると完成度が上がります。著作権・利用規約に配慮し、公開用途に応じた手続きや音量管理を行います。
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さうんどえんじにありんぐ【サウンドエンジニアリング/Sound Engineering】
録音・編集・ミックス・再生環境の設計を含む技術領域です。ダンス公演ではPA(音響)と連携し、会場特性に合わせて音像を調整します。
低域の出方や反響の具合はグルーブの体感に影響し、踊りやすさに直結します。事前のサウンドチェックで音量・定位・再生機材を確認し、本番での差異を最小化します。
さうんどちぇっく【サウンドチェック/Sound Check】
本番前に音量やバランスを調整する作業で、PAと出演者の共同作業です。再生音源のレベル、会場の反響、モニターの聞こえ方を確認します。
ダンサーは実際に少し踊って足音や呼吸音の聞こえ方も確認し、テンポ感のズレを把握します。チェックで得た差分は、振付の「置き」や開始合図の微調整に反映します。
さうんどとらっく【サウンドトラック/Soundtrack】
作品のために使われる音楽の総称で、舞台・映像の世界観を支えます。ダンスではコンセプトに沿った選曲や編集が、物語性や緊張感を補強します。
同一テーマでもトラックの質感によって動きの解釈が変わるため、稽古段階から確定音源で練習するのが実務的です。場面転換点を把握して、前後のムーブに一貫性を持たせます。
さぐり【探り/Groove Check】
即興や序盤の合わせで、相手や会場のノリを確かめる行為を指します。音の鳴りや床の滑り、観客の反応を小さく試し、最適なグルーブ位置を見つけます。
過度に長引かせず、必要最小限で本編に接続するとテンポを損ねません。相手の呼吸やサウンドのニュアンスを把握する補助として、現場で自然に行われています。
さんぷりんぐ【サンプリング/Sampling】
既存音源の一部をサンプラー等に取り込み、新たな楽曲に再構築する制作手法です。ヒップホップ音楽の基礎的技法として広く認知され、ダンスの選曲にも影響を与えてきました。
振付面ではサンプルの「元ネタ」を知ることで、拍感やアクセントの背景を理解できます。権利関係は楽曲側の管理事項であり、ダンス側は公演・配信の規約に留意します。
さんぷらあ【サンプラー/Sampler】
サンプラーは収録した音を鍵盤やパッドで再生・加工する機器・ソフトを指します。DJやトラックメイカーがライブで展開を操作する際に用いられ、ダンサーの体感にも直結します。
ループやワンショットの切り替えでノリが変わるため、稽古段階から本番仕様の尺感に慣れておくと安定しやすいです。ショーケースではクリックやキューの管理方法を共有し、振付の「入り」に齟齬が出ないようにします。
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まとめ
ダンス用語辞典第11回、さ行①「さ」は以上です。これらのダンス用語を理解し、練習に取り入れていけば、より効果的なトレーニングが行えるでしょう。
次回をお楽しみに!
あなたのダンス、ボイトレ、歌唱、楽器演奏に関するスキルアップをNAYUTAS(ナユタス)中野校が応援します。

