こんにちは!NAYUTAS(ナユタス)中野校です。
思わず涙が出てしまうような“泣ける歌”。歌詞の中に込められた想いや声の表情、音の間や沈黙が聴く人の心を揺さぶります。
そんな心に響く名曲を歌いこなすには、単なる技術だけではなく感情を自然に表現する力が大切です。
この記事では、泣ける歌を感動的に歌うためのコツや練習法、おすすめの楽曲をご紹介します。この記事を参考に、聴く人の心に届く本物の歌声を目指しましょう。
目次
なぜ歌は心に響くのか?
歌が人の心を動かす理由は、メロディーや歌詞の美しさだけではありません。歌う人の感情が、声を通してリアルに伝わることで、聴く人の記憶に触れ共感を呼ぶからです。
例えば、悲しい別れの曲を聴くと、自分の経験を重ねて涙してしまうものです。音の高低やテンポよりも、その人の想いがこもった一瞬の息づかいが、感情を呼び覚ますのです。歌には感情を共有する力があるからこそ、泣ける歌は多くの人の心に響くのです。
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泣ける歌を歌うためのコツ

感動を伝える歌声には、技術と感情のバランスが欠かせません。ここでは、泣ける歌をより深く表現するための5つのポイントをご紹介します。
1. 歌詞の意味を深く理解する
泣ける歌を歌う上で大切なのは、歌詞の意味を自分の言葉として理解することです。
単に言葉を音に乗せるのではなく、「なぜこの言葉を使っているのか」「誰に向けて歌っているのか」を意識すると、声のトーンや表情が自然に変わります。
歌詞を朗読してみたり、自分の体験と照らし合わせて想像したりすることで、よりリアルな感情が表現できるようになります。
2. 抑揚と間で感情を表現する
泣ける歌では、大声で感情をぶつけるよりも、強弱と間(ま)の使い方がポイントになります。
サビで一気に感情を爆発させる前に、AメロやBメロでは声を抑え、静けさの中に切なさを込めます。間を取ることで、聴く人に想像の余地を与え、より深い共感を呼び起こすことが可能です。
映画のワンシーンのように、感情の流れを組み立てて歌う意識を持ちましょう。
3. 声の質感をコントロールする
泣ける歌の魅力は、声の質感にあります。柔らかく少し息を混ぜた声は、切なさや温かみを感じさせます。
声を張る部分では芯のあるトーンを意識し、語りかけるような部分では空気を多く含ませるなど、声の明暗をつけましょう。マイクとの距離を変えながら録音してみると、どんな声の質感が一番感情に響くかを客観的に確認できます。
4. ビブラートやブレスを効果的に使う
泣ける歌では、ビブラートやブレスも大切な感情表現のポイントです。
無理に声を震わせるよりも、自然な余韻を残すビブラートを心がけましょう。また、ブレスの音を完全に消さず、少し残すことで、息づかいや緊張感がリアルに伝わります。
感情を詰め込むのではなく、余白で伝えることが泣ける歌の核心です。
5. 自分の感情とリンクさせる
泣ける歌を心から歌うためには、自分自身の経験や想いを曲とリンクさせることが大切です。
失恋、別れ、感謝、後悔など、自分が感じた感情を思い出しながら歌うと、自然と声に温度が宿ります。感情が入りすぎて声が震える瞬間が、聴く人の心を打ちます。
技術に頼るより、心から伝えたいと思う気持ちを大切にしましょう。
NAYUTAS(ナユタス)中野校のボーカルレッスンでは、プロのボーカル講師が声の特徴を丁寧に確認し、あなたの声の魅力を最大限に引き出す指導を行います。
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泣ける歌のおすすめ曲を紹介
ここからは、多くの人の心を動かしてきた泣ける名曲をご紹介します。定番曲から新しい楽曲まで幅広く解説しますので、歌い方のコツも合わせてチェックしてみましょう。
Soranji / Mrs. GREEN APPLE
大切な人を思い続け、生きていく強さを描いたバラードです。壮大なオーケストラとコーラス、温かいボーカルの声の対比が美しく、心を大きく揺さぶります。Aメロでは囁くように、サビでは想いを吐き出すように歌うのがポイントです。
水平線 / back number
夢を追う人たちへの応援ソングでありながら、どこか切なく、現実を受け止める優しさに満ちた一曲です。淡々とした歌い出しから徐々に感情を高め、サビではまっすぐな声で届けると胸に響きます。ブレスの流れを丁寧に扱うのがコツです。
366日 / HY
叶わない恋の痛みを綴った、泣ける歌の定番です。ハイトーンで感情が爆発するサビよりも、語りかけるようなAメロでの間の取り方が、感動を左右します。息を多めに含んだ優しい声で、想いをそっと伝えましょう。
瞳をとじて / 平井堅
恋人との別れと永遠の想いを描いたバラードです。声量よりも、声の奥にある静かな強さがポイントです。サビではビブラートを控えめに、丁寧に音をつなぐことで、優しい余韻を残すことができます。
レオ / 優里
少女と愛犬の絆をテーマにした楽曲で、愛犬目線のストレートな言葉が胸を打ちます。Aメロは語るように、サビで思い切り感情を解放して歌うと、涙を誘う一曲になります。感情の波を丁寧に作るのが大切です。
明日への手紙 / 手嶌葵
やさしく包み込むような声と、穏やかなメロディが特徴の一曲です。力まず、柔らかい息づかいで歌うのがコツです。ブレスを感じさせることで人間らしさが伝わり、聴く人に温かい余韻を残します。
ひまわりの約束 / 秦基博
友情や愛情を描いた心温まる名曲です。ストレートな歌詞だからこそ、感情を入れすぎず自然体で歌うのがポイントです。母音を丁寧に発音し、声の揺らぎで優しさを表現しましょう。
時代 / 中島みゆき
世代を超えて愛される人生讃歌です。力強さの中にある温かさを意識しながら、言葉を一つひとつ丁寧に発音することが大切です。サビでは声を広げすぎず、語るように歌うと深みが増すでしょう。
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まとめ
泣ける歌を上手に歌うコツは、完璧に歌うことではなく、心を込めて伝えることにあります。
声を張り上げるよりも、想いを込めた小さな息づかいや震えが、聴く人の心を揺らします。
あなたの声で、誰かの心を動かす“泣ける一曲”を届けてみてください。
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