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ダンスのダウンとアップとは?よくある間違いと正しい体の使い方

ヒップホップダンスを練習しているのに、「なんとなく動けているけれど、なぜかのっぺりして見える」「リズムを取っているつもりなのに、先生から指摘される」と感じたことはありませんか?

この記事では、そのような悩みの多くに関係しているダウンとアップについて、定義ややり方だけでなく、「できているつもり」になりやすいよくある間違いと、正しい体の使い方を詳しく解説します。

ダンスのダウンとアップとは?

ダウンとアップとは、音楽のビートに合わせて体を上下に動かすリズムの取り方のことです。ヒップホップダンスをはじめとするストリートダンス全般で使われる最も基本的な動きで、「ダンスの土台」とも呼ばれます。

どちらも膝の曲げ伸ばしを使ってリズムを取りますが、アクセントを置くタイミングと体の方向が逆になります。

ダウン

  • 動き:オンカウントで膝を曲げ、体を沈める
  • 見た目の印象:重さ・どっしり感・安定感
  • 使われるジャンル:ヒップホップ、R&B、ロッキングなど
  • 初心者がつまずくポイント:腰が前に出る・膝だけで動かす

アップ

  • 動き:オンカウントで膝を伸ばし、体を引き上げる
  • 見た目の印象:軽さ・跳ねる感・明るさ
  • 使われるジャンル:K-POP、ポッピング、ハウスなど
  • 初心者がつまずくポイント:エンカウントの準備ができていない

ダウンとアップのどちらも、振り付けを覚える前に身体に染み込ませておく必要があります。これが不安定なままステップを覚えようとすると、動きがバラバラに見える原因になります。

ダウンのやり方と正しい体の使い方

ダウンはオンカウント(1・2・3・4のビートが来る瞬間)に合わせて体を沈める動きです。動き自体はシンプルに見えますが、腰の使い方と上半身の連動で見た目が大きく変わります。

基本の動き

  1. 足を肩幅に開き、膝を軽く曲げた状態でスタンバイする
  2. オンカウントで、腰を真下に落とすように膝をさらに曲げる(スクワットのイメージ)
  3. 次のカウントに向けて、膝を緩めて元の高さに戻る
  4. 上半身は胸をやや後ろに引き、肘は張りすぎず自然に曲げておく

コツ:腰を前に出さない。腰が前に出た「くの字」姿勢でダウンをすると膝への負担が大きく、見た目もぎこちなくなります。真下に落とす意識が重要です。

アップのやり方と正しい体の使い方

アップはオンカウントで膝を伸ばし、体を引き上げてリズムを取る動きです。ダウンと動きの方向が逆になるため、エンカウント(ビートとビートの間)での準備が欠かせません。

基本の動き

  1. 足を肩幅に開き、エンカウントのタイミングで膝を軽く曲げてスタンバイする
  2. オンカウントで膝を伸ばし、体を上に引き上げてリズムを取る
  3. 次のエンカウントに向けて、また膝を軽く曲げて準備する
  4. 胸を軽く張り、お腹から戻るイメージで上下をつなげる

コツ:エンカウントを意識する。アップができない多くの人は、準備のタイミング(エンカウント)を意識できていません。「ビートの直前に曲げる」ことを意識するだけで、上下のリズムが安定します。

「できているつもり」になりやすい間違い4つ

ダウンとアップは「知っている」と「できている」の差が開きやすい動きです。以下の4つは、初心者が特にはまりやすいパターンです。

間違い① 膝だけで動かしている

膝の曲げ伸ばしだけを意識していると、上半身が固まったままになります。ダウンでは胸を後ろに引く、アップでは胸を軽く張るという上半身の連動があってはじめて、ヒップホップらしいリズム感が生まれます。

間違い② 力が入りすぎてカクカクしている

正しいフォームを意識しすぎると全身に力が入り、動きが固くなります。特に肩と首に力みが出やすく、見た目がロボットのようになってしまいます。肩の力を抜き、自然にリズムに乗る感覚を大切にしましょう。

間違い③ ダウンとアップが入れ替わっている

ダウン(膝を曲げる)とアップ(膝を伸ばす)の名称と動きが逆になっていると、リズムの取り方が根本からずれてしまいます。「ダウン=沈む」「アップ=上がる」という感覚と、動きを一致させて確認しましょう。

間違い④ リズムが一定でない

早いカウントではリズムが走り、遅いカウントでは遅れる、という不均一なリズムは、どれだけ正確なフォームでも見た目に伝わります。最初はテンポの遅い曲からはじめ、メトロノームや一定のビートに合わせて練習すると改善しやすくなります。

ダウンとアップの練習方法

正しいフォームを覚えたら、次のステップで練習を積み上げていきましょう。

ステップ1:カウントだけで動く

音楽を使わず、「1・2・3・4」と自分でカウントしながらダウンを繰り返します。腰の動き・上半身の連動・リズムの一定さに集中できます。

ステップ2:ゆっくりした曲に合わせる

BPMが遅めのヒップホップ曲(90〜100前後)を選び、ダウンだけでリズムを取る練習をします。曲に合わせてリズムを保つ感覚をつかむのが目的です。

ステップ3:ダウン→アップを切り替える

同じ曲の中でダウンとアップを切り替えながらリズムを取ります。切り替えた瞬間にリズムが崩れる人は、エンカウントの準備ができていないサインです。

ステップ4:腕・首を連動させる

慣れてきたら、肘の動きや首の角度をリズムに合わせて連動させます。ここまでできると、ステップを組み合わせたときに動きが自然につながるようになります。

ダウンとアップが上手くいかないときは講師に見てもらうのが近道

ダウンとアップは、自分では「できている」と感じていても、鏡越しや動画で見ると全く違って見えることがよくあります。特にフォームのクセは自分では気づきにくく、独学だと同じ間違いを繰り返しやすいです。

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まとめ

ダウンとアップは、ヒップホップダンスやK-POPダンスの土台となるリズムの取り方です。ダウンはオンカウントで体を沈め、アップはオンカウントで体を引き上げます。どちらも膝だけでなく上半身も連動させることで、動きに自然なリズム感が生まれます。

「できているつもり」になりやすい落とし穴は、膝だけで動かす・力みすぎる・エンカウントを意識できていない、の3つです。まずはゆっくりとした曲で一つひとつ確認しながら練習を積み上げていきましょう。