こんにちは、NAYUTAS六本木校のヤマシタです。
「サビで急にきつくなる」「2番に入る頃には喉がヘトヘト」「最後のロングトーンで力が尽きる」——カラオケや本番で、こんな経験はありませんか?多くの男性がボイストレーニングを始めると最初にぶつかる壁が、いわゆる“地声の張り上げ”。必要以上に力を込めて声量や迫力を出そうとしてしまい、その結果、喉を締めつけ、音程も不安定になり、スタミナも奪われてしまいます。今回は「なぜ張り上げが起きるのか」「どう避ければ高い音域までラクに届くのか」を、実践のコツとともに分かりやすく解説します。✨
1. 地声張り上げの正体
地声の張り上げは、音量=筋力と誤解して喉周りに力を集めてしまうときに起こります。高音に向かうほど
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喉仏が上がる
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舌根が固まる
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顎と首に力が入る
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肩や胸で息を押し上げる
といった“力の連鎖”が発生しやすく、声帯に過剰な圧がかかります。結果として、声は一瞬だけ大きくなっても、響きは浅く、ピッチは不安定、喉は荒れやすくなります。続けるほどハスキー化・かすれやすさ・音域の狭まりといった長期的なマイナスも招きがちです。😭
2. なぜ張り上げてしまうのか
背景にはいくつかの“思い込み”と“環境要因”があります。
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原曲キーへの執着:無理な高さでも「下げるのは負け」と感じる。実は高音を出すよりも表現力を磨いたほうが上手く聞こえるものなんです。
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大音量の環境:カラオケ音量やエコーに対抗しようとして押し声になる。
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息=量の誤解:たくさん吐けば高くなると思い、息圧が上がりすぎる。
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体の使い方の未整備:共鳴(響かせる空間)と息の“速度管理”が不十分。
この組み合わせが、喉を締めてでも“届かせよう”とする行動を生みます。
3. 張り上げを避けるコア原則(3本柱)
① 口・喉の“空間”を育てる
小さな部屋より大きなホールのほうが音はよく響きます。同様に、口腔・咽頭の空間が広がるほど声は同じ力でも遠くへ届きます。
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軟口蓋をふわっと上げる(あくびの直前の感覚)
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舌先は下の歯の裏付近に軽く触れる(舌根の突っ張りを防ぐ)
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口の開きは“縦”を基本に(「エ」「イ」はやや「エー」「イー」に)
この“響く器”づくりが、無駄な押し声を減らす第一歩です。
② 裏声(ヘッドボイス)を太く育てる
「迫力=地声」という思い込みを一度手放しましょう。裏声を“細い声”と決めつけず、空間を使って“太く響く裏声”を先につくるのが近道。裏声で高音域に“気持ちよく通る道”を開けておくと、後述のミックスへ移行しやすくなります。まずは裏声で楽に安定して出せる高さを広げることが、最終的な地声の余裕にも直結します。
③ 地声と裏声を“自在に混ぜる”
声は声帯の“閉じ具合”の連続で成り立ちます。
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地声:声帯がしっかり閉じ、厚みのある振動。
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裏声:声帯が薄く触れ、軽く速い振動。
この閉鎖度合いを音域に応じて“連続的に調整”できるのがミックスボイス。裏声の軽さと地声の芯をブレンドすることで、張り上げなくても高音にパワーと抜けを両立できます。
4. 具体的トレーニング(今日からできる)
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リップロール/トリル(1〜2分)
唇をプルルと震わせながら滑らかに上下する。息の過剰圧を抑え、息の“速度”を体感。 -
ハミング→NG(ŋ)発音(3分)
鼻腔〜咽頭へ響きを当て、のどの奥に“縦の空間”をキープ。 -
裏声サイレン(5分)
裏声で低→高→低へゆっくり往復。力感ゼロで“道”を作る。 -
5トーン・スケール(裏→ミックス)(5分)
「ウ→オ→ア」の順で発音を少しずつ縦に。裏声で始め、中央で地声の芯を10〜20%だけ混ぜる感覚。 -
歌詞当ては“母音主導”(5〜10分)
言葉より先に母音の形を保つ。サビはまず「アー/オー」などで通し、後から子音を乗せる。
目安は「楽に10回連続できる負荷」まで。喉に違和感が出たら中断、深呼吸→ハミングでリセットしましょう。
5. 発声を安定させる体の使い方
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姿勢:みぞおちをつぶさず、後頭部をスッと上へ。反り腰・猫背はNG。
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息のマネジメント:お腹を押し出すより、肋骨の左右が“そっと横に広がる”感覚で吸う。吐くときはお腹を固めず、細く長く。
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アクセントの位置:高音で“喉元”にアクセントを置かず、上顎の奥(上の前歯の裏〜鼻腔の手前)に“当て場所”をイメージ。
6. カラオケで“2番からもたない”を防ぐ配分術
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キーは勇気を持って−1〜−3:楽に歌える高さで“歌い切る快感”を先に体験。
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1曲目は準ウォームアップ曲:ミドル中心の曲で声を馴染ませる。
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ブレス設計:サビ前・長フレーズの直前で必ず浅いブレスを挟む“保険呼吸”。
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マイクワーク:強いところでマイクを1〜2こぶし離す。近づけすぎは張り上げの誘因。
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潤い対策:乾燥は張り上げの大敵。常温の水をこまめに(冷えすぎは筋緊張を招くことも)。
7. よくある勘違いをアップデート
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“大きい=良い”ではない:響きが整えば、小さな力で遠くに届く。
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“息は多いほど高くなる”ではない:必要なのは“速さと均一さ”。過剰圧は声帯を押し潰す。
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“裏声は使わないほうが男らしい”は誤解:裏声を鍛えるほどミックスの芯が太くなる。
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“喉を鍛える”は危険:鍛えるのは喉の力ではなく、共鳴とコントロール。
8. まとめ
地声の張り上げは、力みと誤解から生まれる“回避可能なクセ”です。
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口・喉の空間を整えて響かせる
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太く響く裏声を先につくる
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地声と裏声を連続的にブレンドする(ミックス)
この3本柱ができれば、高音もスタミナも“無理なく”伸びます。キーを少し下げる、ブレスを設計する、マイク距離を調整する——実戦の工夫も合わせれば、サビで息切れする癖は必ず減っていきます。💪
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