画像出典:音楽之友社 「バッハ インヴェンションとシンフォニア」
ピアノの楽譜には音符の上に指番号が書いてあると知ったけれど、読み方がよくわからず困っている人はいませんか?
この記事では、ピアノの楽譜における指番号とは何かからトレーニング方法まで詳しく解説します。
目次
ピアノの楽譜における指番号とは?

ピアノの指番号のルールは、1番が親指、2番が人差し指、3番が中指、4番が薬指、5番が小指です。
上の画像のように、右手と左手では番号の順番が逆になるので注意しましょう。
ピアノの楽譜にはどの音をどの指で弾くかをわかりやすくするために、作曲者や楽譜の出版社が推奨する指番号が記されてあります。
これは同じ音でも使う指によって次の音への移動のしやすさや、音の強弱・なめらかさが大きく変わるためです。
効率良く美しい音を出すためには、あらかじめ最適な指を選ぶことが大切です。
指番号を守ることで、無理のない動きで演奏できるようになり、速いフレーズや複雑な和音もスムーズに弾けるようになるでしょう。
しかしピアノの指番号は個人の手の大きさや弾き方の個性まで考慮されてはいないため、絶対的なものではありません。
そのため手の小さい人や指定された指番号では弾きにくい人の場合、別の番号を振り直すこともあるのを覚えておきましょう。
ピアノの指番号を覚えられるアプリとは?

画像出典:PIANO STUDIO「指番号」
南国ピアノスタジオさんのホームページでは指定された指の番号を答えることで楽しく指番号を覚えられるクイズアプリ「指番号」が公開されています。
一問一答式で10問出題され、回答のたびに正解かどうかのチェックが受けられます。
10問終了後は正解数が表示され、自分の回答を表示して復習することも可能です。
クイズ形式で楽しみながら自然に指番号の読み方を身につけられるでしょう。
慣れてきたら早押し問題のように時間を決めて挑戦してみるのもおすすめです。
ピアノの指番号トレーニングができる動画
指番号を覚えたら、次は実際に「指示された番号でピアノを弾く」練習をしてみましょう。
指番号トレーニングに役立つ動画を3つご紹介します。
指番号つき指輪をはめて弾く練習

画像出典:YouTube BeauTone「ピアノ教材【指番号付き指輪】指番号 運指 指づかい 指運び ゆびはこび 指使い 指越え 指くぐり フィンガートレーニング 指こえ 指またぎ 運指番号 の学習に」
Beau ToneのYouTubeチャンネルでは、指番号を記載した指輪をはめてピアノを弾いてみるという練習方法の動画が公開されています。
指輪は1つ1つの番号別に異なる色で、動画の画面上部に表示される五線譜の音符に指番号がすべて振ってあるため視覚的にわかりやすいのが特徴的です。
また最初から曲を弾くのではなく、2小節や4小説といった短いフレーズを楽譜で指番号を確認しながら弾いてみる練習なので、初心者の人でも無理なく取り組みやすいでしょう。
指番号と実際の演奏がなかなか頭の中で結びつかない人におすすめです。
参考:YouTube BeauTone「ピアノ教材【指番号付き指輪】指番号 運指 指づかい 指運び ゆびはこび 指使い 指越え 指くぐり フィンガートレーニング 指こえ 指またぎ 運指番号 の学習に」
指番号通りに指を動かす練習

画像出典:YouTube Happy Piano by Yuuka「【入門】Lesson4 / 指番号でピアノをひく練習」
Happy Piano by YuukaのYouTubeチャンネルでは、鍵盤を見なくても表示された指番号通りに指を動かせるようになるための練習動画が公開されています。
最初は鍵盤を使わず、動画の画面に表示された指番号だけを見て右手の指を動かす練習です。
カウントに合わせて番号を読み上げられるため、そのリズムに合わせて指を動かしてみましょう。
番号順の簡単な動きから始まり、指を1つ飛ばす「スキップ」や、左手での練習など少しずつ難易度が上がっていく構成になっています。
指番号と指の動きが結びつきにくい人でも、ステップアップしながら自然に慣れていける内容だと言えるでしょう。
参考:YouTube Happy Piano by Yuuka「【入門】Lesson4 / 指番号でピアノをひく練習」
和音を弾く時の指使いの決まり

画像出典:YouTube YusukeNY「【ピアノ入門】和音を弾く指づかいのきまり【初心者】」
ピアノの楽譜では、すべての音符に指番号が記載されているわけではないため、初心者の人はどの指で弾けばよいのか迷うことも多いでしょう。
そのような悩みを解決するため、YusukeNYのYouTubeチャンネルでは和音に特化した指づかいの決まりをわかりやすく解説しています。
この決まりを理解することで、指番号が振っていない和音でも演奏しやすくなるでしょう。
最初は右手で3つの音を使った3和音の弾き方からで、前後の指使いによっても変わりますが1番、3番、5番で弾くという基本形を学びます。
そして左手で和音を弾く場合の指番号、右手と左手で同じ和音を弾いても指番号は異なる場合があること、4和音の弾き方と段階を踏んで進みます。
指番号に少し慣れてきた人におすすめです。
参考:YouTube YusukeNY「【ピアノ入門】和音を弾く指づかいのきまり【初心者】」
ピアノの指番号の決め方
ピアノの指番号は個人の手の大きさや弾き方の個性を考慮されてはいないため、絶対的なものではありません。
そのため、手の小さい人向けや弾き方の個性に応じて別の番号を振り直すこともあります。
初心者の人でよく指番号通りの指使いで弾きにくい場合は無視して適当に弾くという人がいますが、それはあまり望ましいこととは言えません。
自分に合った指番号を決めるには曲に使われている音の種類、リズム、フレーズの流れ、表現など複数の要素を考慮する必要があるため、初心者は講師と相談するのが望ましいでしょう。
講師は受講生さんの手の大きさ、弾き方の個性に加えて曲の流れや表現まで考えてその人に合った指番号を決めてくれます。
ピアノを独学していて指使いに迷ったら、一度スクールで講師に相談してみるのがおすすめです。
ピアノの指番号で悩んでいる人はNAYUTAS六本木の無料体験レッスンを申し込もう

画像出典:NAYUTAS六本木「無料体験レッスン」
ピアノの指番号は覚えられたけれど実践ではどうもうまくいかないと悩んでいる人は、NAYUTAS六本木校の無料体験レッスンを申し込んでみましょう。
NAYUTAS六本木校では、クラシックからポップスまで幅広いジャンルに対応できる経験の深い講師が、受講生の皆さんそれぞれに合わせた指使いを寄り添って考えています。
その曲の弾きやすさだけではなく、一人一人の受講生さんらしい表現が可能な指番号を振ることは、よりピアノ演奏の楽しさ、素晴らしさを知ってもらうことにもつながると思っているためです。
指番号につまづき、独学だから、初心者だからと投げ出してしまうのではなく、続けて楽しめるピアノの学びの場を提供したい。
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まとめ
ピアノの指番号のルールは、1番が親指、2番が人差し指、3番が中指、4番が薬指、5番が小指となっています。
楽譜には部分的に指番号が表示されていることが多いですが、絶対的なものではなく手の大きさや弾き方の個性に応じて変更することも可能です。
初心者の人の中には指番号を無視して適当に弾いてしまう人もいますが、これはあまり望ましいことではありません。
この記事も参考にしてぜひ指番号に対する理解を深め、講師とも相談して自分に合った指使いを考えてみてください。
  
  
          