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ミュージカルのオーディションに受かるには?対策をご紹介

ミュージカルの本場ブロードウェイの標識

初めてミュージカルの舞台を見てから自分も出演してみたいと思っているけれど、オーディションにどうすれば合格するかわからず悩んでいる人はいませんか?

この記事では、ミュージカルのオーディション内容から合格対策まで詳しく解説します。

ミュージカルオーディション内容とは?

ミュージカルのオーディション内容を種類、流れ、審査基準の3つの観点からご紹介します。

ミュージカルオーディションの種類

ミュージカルのオーディションの種類を解説した図解

ミュージカルのオーディションには、大まかに分けて以下の4種類があります。

項目 概要
大手ミュージカル劇団のオーディション
  • 劇団四季、東宝ミュージカルといった有名な大手ミュージカル劇団のオーディション
  • 主要なキャストは所属事務所を通した非公開のオーディションで選出される
商業公演や地方自治体主催公演のオーディション
  • 帝国劇場でのミュージカル公演、名古屋市文化振興事業団が主催するミュージカル公演などのオーディション
  • 主要なキャストは所属事務所、特定のレッスンスタジオなどを対象に行われるオーディションで選出されるが時々一般公募も行われる
  • 脇役のキャストは一般公募で選出されることが多い
中規模、小規模のミュージカル劇団のオーディション
  • オーディション雑誌やWebサイトを通じた一般公募でキャストが選出されるが、すでに劇団とつながりを持つ応募者が選ばれることが多い
  • チケットの販売力が高い人を合格させる場合がある
金銭負担のあるオーディション
  • 受験料、チケットノルマ、参加費などの名目で金銭を支払って出演する公演のオーディション
  • 公演自体のレベルが低い場合がある

オーディションを受けた後に後悔しないためにも、自分はどのような公演にどんな形で出演したいかを明確にしておきましょう。

ミュージカルオーディションの流れ

ミュージカルのオーディションの流れを示した図解

ミュージカルのオーディションは、おおむね次のような流れで進みます。

項目 概要
①    書類選考 応募フォーム、履歴書、自己PRなどに記載された事項で審査される
②    一次審査 歌、ダンス、演技の実技審査
③二次審査(歌、ダンス、演技) 歌、ダンス、演技の実技審査(オーディションの状況によっては三次審査といった形で回数が増える場合がある)
④最終審査 最終決定のための実技や面談での審査

オーディションで自分の実力を十分に発揮するためにも、募集要項に記載されている流れにしっかりと目を通しておくことが大切です。

ミュージカルオーディションにおける審査基準

ミュージカルのオーディションにおける詳細な審査基準は個別に異なりますが、以下の3つは必ず審査されるでしょう。

項目 概要 審査基準
歌唱力審査 指定曲か自由曲を歌う 声量、音程の正確さ、表現力が重視される
ダンス力の審査 振り付けを覚えて踊る 基本的な動き、リズム感、振り付けの完成度が求められる
演技力の審査 セリフを読んだり、即興で演技を行ったりする セリフの表現、キャラクターの解釈能力、舞台上での存在感が審査される

また舞台経験、キャストのイメージに合っているかどうかも含めて審査される場合があります。

上記をプロデューサー、ディレクター、音楽監督などの専門家が総合的に判断し、キャストが決定します。

ミュージカルオーディションへの合格対策

 ミュージカルオーディションへの合格対策を4つのステップにわけてご紹介します。

情報収集

最初はミュージカルのオーディションに関する情報収集から開始します。

この時「大手ミュージカル劇団のオーディション」「商業公演や地方自治体主催公演のオーディション」「中規模、小規模のミュージカル劇団のオーディション」「金銭負担のあるオーディション」のうちどのオーディションなら合格できそうかを考えて情報収集しましょう。

今の自分の実力に合ったオーディションの情報を集めることが合格への第一歩です。

書類選考への対策

オーディションの応募用紙に内容を書き始める様子

書類選考の対策として意識しておきたいポイントは次の通りです。

ポイント 内容
書類の書式
  • 募集要項で指定された書式があればそれを使用する
  • 指定がなければ市販の履歴書を使用する
写真
  • 全身とアップの2種類を準備する
  • できれば宣材写真の撮影経験があるカメラマンに撮影してもらう
  • プリクラの使用は避ける
  • 別人のように見える加工は施さない
履歴書
  • 誤字脱字がないか確認する
  • 項目はすべて埋める
  • 自分の強みや特技が伝わる内容になっているかを確認する
自己紹介
  • 応募数を考慮して簡潔に記載する
  • 個性が伝わるようオリジナリティのある印象的なエピソードを選んで記入する
志望動機
  • なぜこのオーディションを選んだのか、オーディションへの熱意などを具体的に記載する

書類選考というと自分をアピールすることばかりに意識がいきがちですが、書類には審査員という「読み手」がいることを意識すると読みやすさ、管理しやすさも兼ね備えた書類が作成できるでしょう。

一次審査と二次審査の対策

一次審査と二次審査では歌、ダンス、演技の実技審査が行われるため、以下のようにそれぞれの対策が必要となります。

項目 内容
  • 歌う前には必ず腹式呼吸で呼吸を整え、緊張を和らげる
  • なるべく自分の得意な声域や表現を生かせる曲を選び感情豊かに表現する
  • あらかじめプロの講師からボイストレーニングを受けておく
ダンス
  • 基本の動きやステップをレッスンであらかじめ身に着けておく
  • ダンスを通じてどのような感情を伝えるかを意識する
  • あらかじめプロの講師からダンスレッスンを受けておく
演技
  • 自信を持ち堂々と振る舞う
  • 舞台映えを意識して演技をする
  • 相手役がいなくても誰が周囲にいるかを常に意識して演技する

審査員は技術の高さを見ていますが、技術さえ高ければよいというものではなく、歌・ダンス・演技を通じて豊かな感情表現ができているかを審査しているということを忘れないようにしましょう。

最終審査の対策

ミュージカルは演者だけではなくスタッフも含めたくさんの人が関わるお仕事です。

自分の役割を果たすのは当然ですが、周囲の人たちと協力して1つの舞台を完成させていくためにはビジネスマナー、礼儀、コミュニケーション能力が不可欠だと言えるでしょう。

仕事としてミュージカルの制作に関わるスタッフの一員であるという自覚を持ち、それに合った立ち居振る舞いを意識して最終審査に臨むことが大切です。

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まとめ

ミュージカルのオーディションは主催する団体に応じて複数の種類がありますが、自分に合ったオーディションを選び書類選考・一次審査・二次審査・最終審査それぞれに必要な対策をあらかじめ行っておくと合格する可能性が高まるでしょう。

この記事も参考にして、ぜひ憧れのミュージカルの舞台に出演してみてください。