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ドイツ音名とは?一覧から覚え方まで詳しく解説

ピアノの鍵盤に置かれた子供の両手

ピアノを独学で始めたけれど、ドイツ音名の存在を初めて知りどのように覚えればよいか戸惑っている人はいませんか?

この記事では、ドイツ音名の一覧から覚え方まで詳しく解説します。

ドイツ音名とは?

ドイツ音名とは何かをチャットで話す男女

ドイツ音名とは音符をドイツ語で表現したものです。

ドイツ音名はピアノに基づいた正確な音の高さを共有できるのが特徴的で、移調楽器(楽譜に記載された音と実際に出る音が異なる楽器)が多い吹奏楽などでも音の高さが正確に表現できます。

ドイツ音名一覧

ドイツ音名の一覧を、白鍵の音、黒鍵のシャープがつく音、黒鍵のフラットがつく音の3つにわけてご紹介します。

白鍵の音

ピアノの白鍵の音を基本となるドイツ音名、英語音名、イタリア音名の3種類で一覧表にまとめてみました。

ドイツ音名 C(ツェー) D(デー) E(エー) F(エフ) G(ゲー) A(アー) H(ハー)
英語音名 C(シー) D(ディー) E(イー) F(エフ) G(ジー) A(エー) B(ビー)
イタリア音名 Do(ド) Re(レ) Mi(ミ) Fa(ファ) Sol(ソ) La(ラ) Si(シ)

それぞれの音名を比較すると、シがドイツ音名ではHですが、英語音名ではBなのが大きな違いです。

このことから、ギターのコード譜などで先に英語音名に親しんだ人の場合、ドイツ音名の「シ」である「H」は間違えないよう少し注意して覚える必要があると言えるでしょう。

黒鍵シャープがつく音

次にピアノの黒鍵のシャープがつく音をドイツ音名、英語音名、イタリア音名の3種類で一覧表にまとめてみました。

ドイツ音名 Cis(ツィス) Dis(ディス) Eis(エイス) Fis(フィス) Gis(ギス) Ais(アイス) His(ヒス)
英語音名 C#(シーシャープ) D#(ディーシャープ) E#(イーシャープ) F#(エフシャープ) G#(ジーシャープ) A#(エーシャープ) B#(ビーシャープ)
イタリア音名 Do#(ドシャープ) Re#(レシャープ) Mi#(ミシャープ) Fa#(ファシャープ) Sol#(ソシャープ) La#(ラシャープ) Si#(シシャープ)

ドイツ音名の場合、白鍵の音名に「is」がついて読み方がそれに応じて変化しているのが特徴的です。

また実際の演奏ではEis(エイス)はF、His(ヒス)はCとして扱われることが多い音です。

ドイツ音名ではシャープを「#」記号ではなく「is」という語尾で表すため、最初は違和感があるかもしれませんが、法則を理解すると覚えやすいでしょう。

黒鍵フラットがつく音

最後にピアノの黒鍵のフラットがつく音をドイツ音名、英語音名、イタリア音名の3種類で一覧表にまとめてみました。

ドイツ音名 Ces(ツェス) Des(デス) Es(エス) Fes(フェス) Ges(ゲス) As(アス) B(べー)
英語音名 C♭(シーフラット) D♭(ディーフラット) E♭(イーフラット) F♭(エフフラット) G♭(ジーフラット) A♭(エーフラット) B♭(ビーフラット)
イタリア音名 Do♭(ドフラット) Re♭(レフラット) Mi♭(ミフラット) Fa♭(ファフラット) Sol♭(ソフラット) La♭(ラフラット) Si♭(シフラット)

ドイツ音名の場合、白鍵の音名に「es」がついてフラットを表しますが、「Es(E♭)」と「As(A♭)」は発音しやすさの関係で「e」が省略され、「B」はB♭を表す特別な音名として使われています。

また実際の演奏では、Ces(ツェス)はH(英語音名ではB)、Fes(フェス)はEとして扱われることが多い音です。

ドイツ音名ではフラットを「♭」記号ではなく「es」という語尾で表し、その法則に従わない音もあるため覚えにくいかもしれませんが、少しずつ慣れていきましょう。

ドイツ音名ピアノを弾く人が覚えるメリット

ドイツ音名を学習するメリット

ドイツ音名を、ピアノを弾く人が覚えるメリットは以下の通りです。

・楽譜に書かれた調号や和音の構造を理解しやすくなる

・クラシック音楽の楽譜や解説書が読みやすくなる

・音楽理論を学ぶ際につまずきにくくなる

・コードだけに頼らない「音の理解力」が身につく

・他楽器・他分野の音楽家と共通言語で話せるようになる

最初は覚えるのが大変に感じるかもしれませんが、基礎の段階で触れておくことで後の学習が格段に楽になります。

ピアノを弾くだけではなく、音楽理論を理解して作曲までしたいと考えている人には特にドイツ音名は必須の学びと言えるでしょう。

ドイツ音名なぜ覚えにくい?

ドイツ音名が覚えにくいと言われる理由は以下の通りです。

・BとHが別の音を指すため混乱しやすい

・シとミに♭がないのが感覚的に理解しにくい

・日本の音楽教育では使用頻度が低い

・指感覚や音感で演奏してきた人ほど実音と結びつけにくい

・アルファベットを使いながらも英語音名とはルールが異なる

・音楽理論を本格的に学ぶまでは使う場面が少なく、記憶に定着しにくい

ドイツ音名は初心者の人ほど「覚えても使わないもの」という感覚が強いかもしれません。

しかし和声や楽曲分析など音楽の学びが深くなるほど役に立つのがドイツ音名なので、早い段階で仕組みを理解しておくのをおすすめします。

ドイツ音名覚え方

ドイツ音名の覚え方

ドイツ音名の覚え方の手順をご紹介します。

ドイツ音名は、鍵盤の位置を覚えるための名前ではなく、楽譜に書かれた音がどんな役割を持っているかを理解するための音名です。

そのため、鍵盤を見て覚えるのではなく、五線譜上の音符の位置を見て覚えることをおすすめします。

まずは「白鍵の音」から覚え、次に「黒鍵のシャープがつく音」「黒鍵のフラットがつく音」という順番で理解していきましょう。

覚える際は、以下のポイントを意識すると整理しやすくなります。

・「シ」はドイツ音名では「B」ではなく「H」

・シャープがつく音は、白鍵の音名にシャープを表す「is」を付ける

・フラットがつく音は、白鍵の音名にフラットを表す「es」を付ける

・ただし Es(エス)とAs(アス)は「s」だけがつく

・「B」は「H」にフラットが付いた音として扱われるため、他の音とは表記が異なる

また「キラキラ星」などの簡単な曲をドイツ音名で「ツェー・ツェー・ゲー・ゲー・アー・アー・ゲー」のように歌ってみると記憶に定着させやすくなるためおすすめです。

ドイツ音名をスムーズに覚えたいならNAYUTAS六本木のピアノ教室がおすすめ

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NAYUTAS六本木校のピアノ教室ではクラシックからポップスまで幅広く対応し、一人ひとりのレベルと目標に合わせた、ていねいな指導を行っています。

そのためピアノをただ楽譜通りに弾くだけではなく、音楽理論も理解し作曲にもピアノ経験を生かしたいというニーズにもしっかりと応えられます。

音楽理論というと音大受験を目的とした人たちが学ぶものというイメージが強いかもしれません。

そのため、趣味でピアノを楽しみたい人には少しハードルが高く感じられることもあるでしょう。

しかし、例えば東京藝大出身の著名な作曲家である坂本龍一さんは感覚だけに頼るのではなく、音楽理論を自在に使いこなすことで、ジャンルを越えた多彩な楽曲を生み出してきました。

このようにトップクリエイターほど音楽理論としっかりと向かいあってきた歴史を知っているからこそ、NAYUTAS六本木校のピアノ教室では初心者の方にもドイツ音名に興味を持ってほしいと考えています。

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まとめ

ドイツ音名とは音符をドイツ語で表現したもので、音楽理論や楽器演奏、特にクラシック音楽でよく用いられ、音楽の理解を深めることができます。

この記事も参考にして、ぜひドイツ音名に親しんでみてください。