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ピアノの五線譜とは?使われる記号から読み方のコツまで詳しく解説

ピアノの五線譜

ピアノの楽譜は五線譜というものだと初めて知ったけれど、読み方がわからず困っている人はいませんか?

この記事では、ピアノの五線譜に使われる記号から読み方のコツまで詳しく解説します。

ピアノの五線譜の仕組みと使われる理由

五線譜とは、記譜法(楽譜を書く方法)の1つで、5本の平行な横線とその間の4つの間隔を使って音の高さを表す方法です。

ピアノで五線譜が使われる理由には以下のようなものがあります。

理由 概要
音の高さの配列が共通しているため ピアノと五線譜は音の高さが1方向に一直線
同時に複数の音を鳴らせる ピアノは和音楽器(複数の音を同時に演奏できる楽器)のため複数の音を一目で把握できる五線譜が理解しやすい
音楽理論と直結した記譜法のため 楽器や調が変わっても音楽理論に基づいて記譜されているため演奏者同士の共通言語になる
音楽全体をそのまま書ける記譜法のため ピアノはメロディー、伴奏、リズムを1台で表現できる

ピアノをうまく弾けるようになりたいなら、五線譜の仕組みを理解することが上達への近道です。

ピアノ五線譜で使われる記号

ト音記号とへ音記号が書かれたピアノの五線譜

まずは五線譜の基本となる「線」と「間」の呼び方を確認しておきましょう。

五線譜は5本の線で構成されていますが、その線を下から順に第一線、第二線、第三線、第四線、第五線と呼びます。

一方線と線との間も下から順に第一間、第二間、第三間、第四間と呼びます。

ピアノの五線譜で使われる主な記号を6つご紹介します。

音名

音名とは音の高さを表す固有名称のことです。

学校の音楽の時間で習う「ドレミファソラシド」も音名の1つで、音の高さをイタリア語で表現しているためイタリア音名と呼ばれます。

五線譜では音の高さが音符で記載されており、左から右に向かって読むのがルールです。

ピアノでは、この音名をもとに鍵盤の位置を判断し、楽譜を読み進めていきます。

ピアノで用いる音名についてもう少し詳しく知りたい方は、次のページもごらんください。

ドイツ音名とは?一覧から覚え方まで詳しく解説 – ボイトレならNAYUTAS(ナユタス)

音符

音符の長さの種類

音符とは音の高さと長さを表す記号です。

五線譜では音符が第一線~第五線の中のどこに位置しているかによって音の高さが変化します。

一方音の長さですが、五線譜では四分音符を「1拍」として考えるのが基本です。

上記のことを踏まえて音符の長さには以下のような種類があり、それぞれ記号の書き方が異なります。

種類 概要
全音符 4拍の長さの音を表す
二分音符 2拍の長さの音を表す
四分音符 1拍の長さの音を表す
八分音符 1/2拍の長さの音を表す
十六分音符 1/4拍の長さの音表す

初心者の人は音符の場所=音の高さ、音符の種類=音の長さとセットで覚えるとわかりやすいでしょう。

休符

休符の長さの種類

休符とは五線譜の中で音を鳴らさない場所と長さを表す記号です。

五線譜を左から右に読み進めていく中で、休符がある場所では音を鳴らしません。

休符があっても、音楽の演奏は止まらない点に注意しましょう。

また五線譜では音符と同様、四分休符を「1拍」として考えるのが基本です。

上記のことを踏まえて休符の長さには以下のような種類があり、それぞれ記号の書き方が異なります。

種類 概要
全休符 4拍の休みを表す
二分休符 2拍の休みを表す
四分休符 1拍の休みを表す
八分休符 1/2拍の休みを表す
十六分休符 1/4拍の休みを表す

初心者の人は休符の場所=音を鳴らさない場所、休符の種類=休みの長さとセットで覚えるとわかりやすいでしょう。

拍子記号

拍子記号とは楽曲の拍(リズムの単位)を表す記号で、分数で記載されます。

分子は1小節に何拍入るか、分母は1拍が何分音符かを示しています。

最も良く使われる4分の4拍子の場合、「C」と記載される場合もあるでしょう。

拍子記号は五線譜の冒頭、ト音記号とへ音記号の右側に記載されますが、楽曲の途中で拍子に変化があった場合、その小節に記載されます。

初心者の人は、拍子記号=「1 小節の中に、どんな拍がいくつ入るかを示す目印」と覚えるとよいでしょう。

臨時記号

臨時記号とはある音の高さを一時的に変化させるための記号です。

臨時記号は記号がつけられた場所のすぐ右の音符からその小節内に限って有効で、次の小節からは無効になるのが特徴的です。

臨時記号には主に次のような種類があります。

記号 読み方 概要
# シャープ 半音(ピアノの鍵盤で隣り合う音同士の間隔のこと)上げる
フラット 半音下げる
ナチュラル シャープやフラットで変化した音の高さを元の音の高さに戻す

初心者の人は最初に、臨時記号はつけられた音符の位置からその小節内のみ有効だということから覚えるのがおすすめです。

調号

調号とはト音記号やヘ音記号のすぐ右側に書かれているシャープやフラットの記号のことです。

曲がどの調(キー)で演奏されるかを示しています。

調号に書かれたシャープやフラットは、その曲全体で同じ音に影響します。

調は大きくわけて明るく感じる長調と暗く感じる短調の2種類があり、調に使われる音階の最初の音によって名称が変化します。

例えば「ハ長調」では、イタリア語の音名である「ドレミファソラシ」を日本語の音名である「ハニホヘトイロ」に言い換えているため、音階の最初の音が「ド」である長調という意味を指すのです。

初心者の人は、まずイタリア語の音名と日本語の音名の対応関係を覚えておくと、五線譜の調号が読みやすくなるでしょう。

参考:一般社団法人日本音楽能力検定協会「楽譜(五線譜)の読み方※練習問題付き/日本音楽能力検定協会」

参考:YAMAHAぷりんと楽譜「楽譜の読み方」

参考:音楽之友社「音楽中辞典」

ピアノにおける五線譜読み方のコツ

初心者の方向けの、ピアノにおける五線譜の読み方のコツは以下の通りです。

最初に拍子記号でリズム、調号でキーを確認する

線と間にそれぞれ音符がある場合の音名はあらかじめ記憶する

・基準になる音を決めて(ト音記号なら「ド」など)その音との高さの違いで音名を判断する

例えばト音記号の五線譜の場合、音符の場所で音名は次のように変わります。

音符の場所 音名
第一線
第二線
第三線
第四線
第五線 ファ
第一間 ファ
第二間
第三間
第四間

最初はすべてを覚えようとせず、よく使う音から少しずつ慣れていくのがおすすめです。

慣れてきたら、今演奏している箇所より少し先の音も把握できるようにするなど工夫しながら五線譜を読んでみましょう。

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五線譜が読めることでピアノという楽器が弾きやすくなるだけではなく、作曲ができるようになったり、他の楽器を演奏する人ともスムーズにコミュニケーションが取れたりするようになるでしょう。

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まとめ

五線譜とは記譜法の1つで、5本の平行な横線とその間の4つの間隔を使って音の高さを表す方法です。

ピアノは複数の音を同時に鳴らせる楽器のため、それらを一目で把握できる五線譜が用いられやすいのです。

この記事も参考にして、ぜひ五線譜の読み方を積極的に身に着けてみてください。