みなさんこんにちは!
ボイトレ講師の木皿です。
最近は街中で音楽を楽しめるイベントが増えたような気がしますね!
仙台もこれからもっと文化が愛されて育まれる地域になってほしいなと思います。
私の知るミュージシャン達も若手・ベテラン問わず、連日ステージで活躍しています。
第一線で活躍する歌い手は、その声をどのようにメンテナンスしているのか気になるところですね。
喉は、悪くなってから対処するより日々の管理がとても大切です。
本日は、私のルーティンを例に挙げて歌声の管理についてお話ししたいと思います!
目次
ジャンルも違えば準備も違う
私の場合、大きく分けて下記のシーンで歌います。
ソロ弾き語りライブ・バンドでのライブ
一番多い形式のライブです。
屋外、屋内どちらもありますが、だいたい同じ動き。
オリジナルソングや人気曲のカバーを演奏します。
だいたいリハーサル時間の20~30分前に会場に入ります。
それまでは仕事したり移動したり、その日の予定に応じて自由に過ごしています。
リハーサルでは、会場の音響と自分の演奏をPAの方と打ち合わせしながら音を確認し、音の質感やボリュームの希望を伝えます。
音の聴こえ方については環境や音響の方の好みに大きく左右されるところもあるので、経験を積んでどんな現場でも気持ちよく歌えるように声を使いこなしていきたいですね!
また、ライブ終了後に会場スタッフのみなさんに感想やアドバイスを聴いて、学びながら信頼関係を築くのも非常に大事です。
もちろんマイクの種類でもかなり変わりますので、それはまた後日紹介します。
私の持論は、日々の発声練習、楽器演奏の練習など、個人トレーニングが一番重要だということです。
結婚式(聖歌隊)
讃美歌や結婚式の定番曲を、アンサンブル又はソロで歌います。
上記のライブとは反対に、数日前から準備開始。
お酒は控え、体調を万全に整えて臨みます。
朝早いことが多いので、衣装や楽譜などを前日に用意し、式の詳細にも目を通しておきます。
聖歌隊のお仕事は演奏の他にも、ゲストのご案内や新郎新婦の対応もあるので、丁寧で明るい接客が求められます。
新郎新婦とゲストにとっては人生の大事なイベント。
失敗は許されません。
心から喜んでいただけるように、自分も幸せな気持ちで会場に入ります。
このお仕事は特にチームワークと事前確認がとっても大事。
お互いの身だしなみと動きを都度確認しあい、良い点は褒めあって、改善点は指摘しあって、みんなで素敵な式にすることを目標に一丸となります。
コンクール
こちらも、絶対に成功させたい一本勝負のステージです。
本番3か月前には曲を決めて、練習を始めます。
演技・ボイトレ・振付など集中してレッスンを受けます。
体調もコンクール当日にベストの状態でいられるように、筋トレや食事を調整します。
本番前1週間は、禁酒します…(- -)
他のイベントが重なって、本番前まで過密日程になることも多々ありますが、どんな状況でもしっかり歌って活動するために、普段の体力作りが本当に大事!
(本当はもっとたくさん練習出来たらなあ…と思います。自分の時間がもてる学生のみなさんは、惜しみなく自分の好きなことに時間を使ってほしいです^^)
レコーディング
レコーディングに向けても、しっかり体調管理と練習をします。
が、こちらは録音のやり直しがきくため、比較的リラックスした気持ちで取り組んでいます。
スタジオやエンジニアさん、収録メンバーにもよりますが、笑い声の絶えない楽しい現場になることが多いです。
オリジナル曲をレコーディングする場合は、バンドメンバーとアレンジを固めるために何度かスタジオに入ります。
その際はコード・リズムのわかる譜面を用意するのが基本です。
(そういう私はメンバーに譜面おこしをお願いしています…仕事のできる仲間に感謝)
☆関係性にもよりますが、ちゃんと演奏や譜面おこしの御礼はしましょう!
歌う前のルーティン
歌う直前のルーティンについて。
とくに儀式的なことはしていないのですが、体調と心をしっかり整えるために
①軽い食事を1時間程前に済ませておく
②楽しもう!と心の中で言う
を実行しています。
不安になりがちな私は、ルーティンを定めるとそれが崩れたときにダメになってしまうので、敢えて上記2つだけ。
自分の心のままに歌うことを一番大切にしています。
ちなみに私の恩師は、内臓で横隔膜の動きを感じるために、歌う前はお腹いっぱい食べるそうです。
日々のルーティン
私の場合仕事が不規則に入るため、前述した通り日々声と身体の管理が重要になってきます。
しっかり筋肉と声を連動させるために、強くしなやかな体づくりを心がけています。
①毎朝5分ヨガ
動画サイトなどで、短時間でできるヨガ動画がたくさん投稿されています。
ありがたい・・・!
起きた後は身体が凝り固まっています。
結婚式の現場などは特に朝早く、当日に声出しが出来ないことが多いです。
そのため、いつでもすぐ歌えるように、朝起きたら布団の上で動画を見ながらヨガをします。
しっかり身体を伸ばしてひねって柔軟にすると声もよく出ます!
②筋トレとランニング
「お腹・胸・腕」「背筋・肩」「下半身」「ランニング」と日を分けてトレーニングしています。
歌は全身運動。
筋肉の動きを感じながら歌うことで自由な表現ができるようになります。
遠征が続いて時間があまりとれない期間でも、10分でも運動してコンディションを保てるようにしています。
どこも大事な筋肉ですが、自分に足りないのはどの部分かを自覚して、バランスよく鍛えることが声をコントロールするポイントです。
胸・肩・腕・首は、局所的に鍛えすぎると、歌うときにぎゅっとかためてしまう可能性もあるので、柔軟性も大事にしましょう!
まとめ
私の場合、バンド・弾き語り・声楽コンクール・ブライダルなど演奏の形態が多岐にわたるため、決まったルールにのっとって活動するというよりは、自分の身体とスケジュールに合わせて柔軟にコンディションを整えています。
クラシック声楽家の方は厳格なルーティンがある場合も多いですし、逆にバー専属のジャズシンガーはその日の気持ちや体調に応じて臨機応変に過ごすケースが多いのではないでしょうか。
自分の目標とするパフォーマンスと生活のバランスをとって、継続できる方法で声を整えていきたいですね!
ナユタス仙台駅前では、ミュージカル、クラシック、ゴスペル、ロックなど様々な現場の最前線で経験のある講師が在籍しています。
興味のある分野のプロの話を聴きたい方は、ぜひ体験レッスンにお越しくださいね♪
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最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた👋
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この記事を書いた人
〇木皿菜々(きさらなな) 【プロフィール】
仙台出身のボーカリスト。FMいわぬまラジオパーソナリティ。
オリジナル曲、ソウル, R&B, 歌謡曲, 特撮・アニソンを主に、弾き語りやバンドで演奏活動するほか、クラシック・ミュージカル声楽家として結婚式場や披露宴会場で歌唱。CM・ドキュメンタリーなどのナレーション業も行う。
レーベル所属バンドマン、トップライバー、プロ歌手など累計1000人以上に指導。