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音楽ジャンル特集第1弾!時代ごとの変化や特徴を紹介【仙台ボイトレ】NAYUTAS(ナユタス)仙台駅前校

みなさんこんにちは!

ボイトレ講師の木皿です。

みなさんはどんな音楽が好きですか?

ボカロ?流行の曲をまんべんなく聴く?懐メロにハマっている??

好きなこと1つを深掘りしまくるのも、広くたくさん聴くのも、気になる音楽全部聴きこんで音楽沼にハマるのも、どれも良い音楽の楽しみ方です。

さて今回は、いったいこの世にはどんな音楽が存在するのか、一般的なジャンルに分けて解説したいと思います!

上げればきりがないほどありますので、2回にわたって紹介していきます。

今回は、日本・韓国の音楽ジャンルを中心にピックアップしました!

1.Jpop

J-POPとは、「Japanese Pop」の略称で、日本で制作されるポピュラー音楽の総称。

1990年代初頭、FMラジオ局「J-WAVE」が海外ポップスと区別するために用いた言葉が広まり、一般的に定着しました。

それ以前は「ニューミュージック」や「歌謡曲」などの呼称が主に使われていました。

 

現在は厳密なジャンル名というより、現代日本のポップス全般を包括する広義の用語です。

J-POPの特徴

横断的なジャンルなので一概に特徴づけづらいのですが、欧米ポップス、ロック、R&B、ヒップホップなどを取り入れつつ日本独自のアレンジに発展しているのがJpopです。

 

また、90年代以降はアニメ・ドラマ・映画の主題歌との結びつきが強いことも上げられます。

音楽チャートやカラオケ文化に直結し、国民的なヒットを生みやすいのも特徴の1つです。

 

時代ごとの変化

〇1970年代:「ニューミュージック」誕生(ユーミン、オフコースなど)

〇1980年代:歌謡曲とポップスの境界が曖昧になり、シティポップなどが登場。

〇1990年代:J-POPという呼称が定着し、小室ファミリー、Mr.Children、宇多田ヒカルなどが爆発的人気。

〇2000年代以降:R&Bやヒップホップ、アニメソング、アイドルソングもJ-POPの枠に含まれるように。

 

Jpopは時代ごとにサウンドやスタイルを取り込み進化し続けており、現在は非常に多様化しています。

2.歌謡曲

一般的には、「昭和歌謡」というように、1950~80年代の、Jpopという言葉が定着する以前の音楽というイメージですね。

歌謡曲とは

戦後から1980年代頃まで、日本の大衆音楽全般を指す呼び名。

演歌、アイドル歌謡、ニューミュージックなどを含む幅広いカテゴリーです。

音楽的特徴

演歌的なこぶしや歌謡的な節回しが多く、日本語の言葉数を活かした抑揚。

歌詞の内容は、情念・恋愛・人生・別れといった「人情ドラマ」が中心。

比喩的で文学的な表現も多いです。

人気曲の多くは別れの歌ですね。

3.産業構造・メディアとの関わり

テレビの歌謡番組(『紅白歌合戦』『夜のヒットスタジオ』)やレコード歌謡ショーを中心に普及。
レコード会社・芸能事務所が「歌手」と「曲」をセットで売り出すのが普通でした。

 

現代のJ-POPは、SNS、FMラジオ、ドラマ主題歌、アニメタイアップ、カラオケ文化と連動してヒットします。
シンガーソングライターやバンド文化が定着し、表面的には「アーティスト性」が重視されていますね。

主要な人物・代表曲

〇ちあきなおみ

「喝采」「夜間飛行」など代表的な曲が多数の日本を代表する歌手。

22歳で歌手デビュー後数々の功績を遺す。

夫の他界後は、一切の活動休止を宣言。

〇アリス

谷村新司、堀内孝雄、矢沢透によるフォークグループ。

地道なツアー活動の末、「帰らざる日々」「チャンピオン」「冬の稲妻」などヒット曲を連発。

〇中森明菜

女性アイドル歌手で、女優としても幅広く活躍。

「DESIRE–情熱-」や「セカンド・ラブ」などが代表曲。

Jpopと歌謡曲の境目は明確ではなく、例えば中森明菜や松田聖子の80年代の楽曲は「歌謡曲」と呼ばれることも「J-POPの源流」と位置づけられることもあります。

3.Kpop

K-POPとは

K-POP(Korean Pop)とは、韓国で制作・発表されるポピュラー音楽の総称。

単なる音楽ジャンルではなく、韓国の音楽産業・アイドル文化・グローバル戦略を含む文化的現象として語られることが多いです。

欧米や日本のポップスをベースに、ダンス・ヒップホップ・R&B・EDMなどを融合しています。

 K-POPの特徴

ポップ、R&B、ヒップホップ、EDM、トラップなどをミックスしたサウンドです。

韓国語に加え、英語、日本語、中国語など多言語で楽曲をリリースするアーティストも多いのが特徴。

★Kpopのパフォーマンス

大人数でのフォーメーションダンスが特徴的。

完成度の高いステージ演出で、衣装、映像、舞台効果が一体化しています。

”見せる音楽”というコンセプトが強いです。

背景・歴史

〇1990年代

韓国の音楽産業が欧米・日本のポップスから影響を受ける。

ソテジワアイドゥル(Seo Taiji and Boys)(1992年デビュー)がヒップホップやダンスビートを導入し、「現代K-POPの始まり」とされる。

〇2000年代

SM、YG、JYPといった大手芸能事務所が練習生制度を確立。

BoA、東方神起が日本市場で成功し、アジアでのK-POP人気を拡大。

〇2010年代

少女時代、BIGBANG、KARA、EXOなどが世界的に知名度を獲得。

YouTubeなどSNSを通じてグローバル展開。

〇2020年代

BTS、BLACKPINKが世界的ポップスターに。

Billboardチャート、グラミー賞など欧米のメインストリームに進出。

韓国文化(ドラマ、映画、ファッション)と連動した「韓流(Hallyu, Korean Wave)」の象徴に。

主要な人物・代表曲

〇Boa

韓国、日本、アメリカを中心に活動する歌手。

日本ではVALENTIが大ヒット。

〇BLACKPINK

世界的な人気を誇る4人組ガールズグループ。

「AS IF IT’S YOUR LAST」や「KILL THIS LOVE」が大ヒット。

K-POPは韓国のポップ音楽全般を指しますが、特に「アイドル文化+グローバル戦略」を伴った音楽産業を意味する場合が多いです。

音楽的には洋楽トレンドを積極的に取り込んだハイレベルなサウンドで、パフォーマンス性や多言語展開が大きな特徴。

1990年代から成長し、現在は世界の音楽市場に大きな影響を与えています。

4.シティポップ

シティポップとは

シティポップは、1970年代後半から1980年代にかけて日本で生まれた音楽スタイル・ジャンルの一群で、「都市的」「洗練された」「都会での生活・余暇感覚」を反映したポップ/ポップス系音楽を指します。

特徴

ジャズ、フュージョン、AOR、ソフトロック、ファンク、ディスコなど、主に西洋の音楽スタイルの影響を強く受けています。

リズム・グルーヴ重視で、ファンクやディスコのリズム要素が取り入れられていることが多いです。

歌詞やサウンドで、「都会」「夜」「ドライブ」「海辺」「リゾート」「高揚感」など、余暇・楽しい都会生活を描くイメージが強いですね。

主要な人物・代表曲

〇山下達郎 

シティポップを代表する存在です。

「クリスマス・イブ」、「RIDE ON TIME」など。

〇松任谷由実 

洗練されたサウンドと歌詞でシティポップ黄金期を支えました。

「卒業写真」「真夏の夜の夢」など。

〇竹内まりや

「プラスティック・ラブ」など、後になって世界的な再評価を受けた楽曲。

〇松原みき

「真夜中のドア/Stay With Me」など。

現代SNSを中心に再ブレイク。

★ネオ・シティポップとは?

「ネオ・シティポップ」と呼ばれるものもあります。

ネオ・シティポップとは、オリジナルのシティポップ(1970〜80年代の日本)へのリスペクト/オマージュを含みつつ、現代の音楽技術・プロダクション、ジャンルミックス、デジタル配信・SNS時代の感性を取り入れたものを指すことが多いです。

ネオシティポップの特徴

・古いシティポップの雰囲気(ソフトなファンク/AOR/ジャジーなコード進行/洗練されたサウンド/夜・都市的・余暇イメージなど)を引き継ぐが、音響処理やアレンジ、楽器・デジタル機器の使い方は現代的。

・異なるジャンルの要素を混ぜることが一般的。例えば、R&B、ヒップホップ、インディーポップ、エレクトロニック、シンセポップ、Lo-fiなど、ジャンル横断的。

・英語詞やバイリンガル表現、国際的なリスナーを意識した音楽やビジュアル、流通形態を取り入れているアーティストが多い。

・配信・ストリーミング/SNSでの拡散を前提とした“ムード”重視の楽曲が多い。背景音・プレイリスト利用などでも聴かれることを想定している。

・若い世代による“再発見”・“リバイバル志向”が強く、懐かしさと新しさをミックスするレトロ・モダンな美意識(ノスタルジア × 現代技術)を含む。

主要な人物・代表曲

〇はらかなこ 

新作EP『Tokyo City Pop vol.1 “Portrait”』を“NEO TOKYO CITY POP”というコンセプトで発表。

70〜80年代のシティポップサウンドへのオマージュを音やエフェクト、歌詞の細かいディテールで含めています。

〇Emerald

バンドとして「ナイトアーバンポップス」という言葉も使いながら、『Neo Oriented』(2024年)という作品で、R&B、ソウル、ジャズ、AOR、ロックなどを溶け込ませつつ、シティポップだけ “というラベル” では片付けられないサウンドを探求しています。

まとめ

いかがでしょうか?

いつも聴いている音楽をより深く知ると、また違った魅力を発見できますね!

ナユタス仙台駅前では、ミュージカル、クラシック、ゴスペル、ロックなど様々な現場の最前線で経験のある講師が在籍しています。

興味のある分野のプロの話を聴きたい方は、ぜひ体験レッスンにお越しくださいね♪

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

それではまた👋

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この記事を書いた人

〇木皿菜々(きさらなな)                                                  【プロフィール】
仙台出身のボーカリスト。FMいわぬまラジオパーソナリティ。
オリジナル曲、ソウル, R&B, 歌謡曲, 特撮・アニソンを主に、弾き語りやバンドで演奏活動するほか、クラシック・ミュージカル声楽家として結婚式場や披露宴会場で歌唱。CM・ドキュメンタリーなどのナレーション業も行う。
​レーベル所属バンドマン、トップライバー、プロ歌手など累計1000人以上に指導。