こんにちは渋谷のマンツーマンボイストレーニングスクール「ナユタス渋谷校」でボイストレーナーをしておりますゆってぃ☆です！
さぁ今回はボイストレーナーが考えるKing Gnu「三文小説」歌詞の魅力！！
というテーマで筆を取らせていただこうかと思います！！
「三文小説」は2020年日本テレビ系土曜ドラマ『35歳の少女』の主題歌に起用された楽曲です。
King Gnu史上最も難しい楽曲と目される程の複雑なメロディ、一般的な男性が出すことはほぼ不可能とも言えるハイレンジの音が続く非常に難易度の高い楽曲です。ただそれを完璧に演奏しきるKing Gnuの技術力の高さ、そして洗練された音楽性には脱帽という他ありません。
そしてこの楽曲はその歌詞の美しさも大きな魅力の一つと言えるでしょう。
それではその中でも僕が特に好きな部分をご紹介させていただきます。
“真実と向き合うためには 一人にならなきゃいけない時がある”
きっと多くの人間の孤独に寄り添える歌詞だと思います。自分の人生に真剣に向き合う流れで、一人になることは悪いことではなくそれを恐れる必要はない。そしてその時間が終われば大切な誰かの隣に戻ろう、という続きを想像できる言葉選びな気がします。
“あの頃の輝きが 息を潜めたとしても 随分老けたねって 明日も隣で笑うから”
非常に深い愛を感じる文章でたまらないです。難しいこと承知の上で、この歌詞のように誰かを愛し、誰かに愛される人生にするんだ！と強く思います。
“止めどなく流るる泪雨が 小説のように人生を何章にも 区切ってくれるから 愚かだと分かっていても尚 足掻き続けなきゃいけない物語があるよ”
人生こんなはずじゃなかった。もっと素晴らしい未来が来ると漠然と思っていた。のような失望、絶望はきっと多くの人が大なり小なり抱えているとおもいます。ただそれでも諦めず小さな一歩でも一つ一つ積み重ねていくしかないという残酷なまでに現実的な叱咤激励を受けているようで、とても重く響く歌詞です。
如何でしたでしょうか？
少し重たい世界観、歌詞ですがこんなに美しい作品なかなかないと思うような良い曲なので是非聴いてみてください！
それではまた！！
ゆってぃ☆
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