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楽器コース

「8bitの奇跡」ポケモン金・銀が奏でた心に残るメロディたち

みなさん、こんにちは!NAYUTAS天王寺校です!

突然ですが、みなさんはこのゲーム機をご存知でしょうか?

こちらゲームボーイカラーという携帯ゲーム機です!
1998年に発売された携帯ゲーム機で当時の子どもたちはみんなこれを持っていました。
かく言う私もその一人。当時は毎日これを持ち歩き友だちと遊んでいました。懐かしい。。

余談ですがこちらは後継機で初代はこちら

何色?と思ってしまうような配色、
画像では伝わりにくいですがサイズがかなり大きく、重く、巷では弁当箱だと揶揄されている「ゲームボーイ」
今は携帯するものといえばUSBからの充電が当たり前ですが、当時はすべて単3電池で駆動していました。
ゲームボーイカラーは単3電池2本で駆動していましたが、こちらのゲームボーイはなんと単3電池4本駆動。。
当時は電池が無くなりそうになると急いでセーブしてTVリモコンの電池を拝借したりしていました。。

さあそれはさておき本題に入ります。

主役は、1999年に発売されたゲームボーイカラー用ソフト『ポケットモンスター 金・銀』


この作品は、前作『赤・緑・青・ピカチュウ』の成功を受けて開発されたシリーズ第2世代で、ゲームとしての完成度はもちろん、音楽面でも歴史的な名作とされています。

当時はポケモンは一人一つ持っていたと言っても過言ではないほどの人気で、
この金銀に関して、私はポケモンシリーズの中の最高傑作だと思っております!!

今回はその金銀のゲーム内BGMの素晴らしさについてお話します!

🎮 限界の中の創造──ゲームボーイ音源の奇跡

そもそも、8bit音楽とはなんぞやという話です。

当時のゲームボーイは、たった4つのチャンネルしか使えない極めてシンプルな8bit音源を搭載していました。(例:3音+ノイズなど)
それにもかかわらず、『金・銀』の音楽は緻密に構成され、今聴いても色あせない名曲が多数生まれました。

その代表格が「ワカバタウン」や「コガネシティ」などの街のBGM。


わずか数音で情景を描き、懐かしさや安心感、冒険への高揚感を見事に演出しています。

🧑‍🎤 メロディ重視の魅力

すでに2つ紹介しましたが、お聞きいただくとわかるように
現代の音楽と比べると、8bit音楽にはリアルな楽器音はありません。
しかし、逆に言えばメロディだけで感情を揺さぶる力が必要とされました。
その結果、ポケモン金・銀では一つひとつのメロディが非常に丁寧に作り込まれており、プレイヤーの記憶に深く刻まれています。

たとえば、ライバル戦のBGM。シンプルでありながら緊張感とスピード感があり、今なおファンに人気の高い楽曲です。

そして、私の一番好きな曲がこちら

チャンピオン「ワタル」とラスボス「レッド」との戦闘BGM

4音で構成されているとは思えないドラマチックかつ高揚感を感じるまさに神曲です!

🌟 ジョウトとカントーを音でつなぐ

金・銀のもう一つの魅力は、前作の「カントー地方」の音楽をアレンジして再登場させた点です。
8bit音楽の「限られた容量」を超え、2地方分の音楽を収録する離れ業は、まさにサウンドの職人芸でした。

ゲームを進めてカントー地方に到着したとき、懐かしのBGMが流れる──
この演出は、プレイヤーの胸を熱くさせたことでしょう。

おいっ!
きみは いま!
カントーちほう への
だいいっぽを ふみだした!

このセリフとともにカントー地方に足を踏み入れた際のBGMは新たな冒険の始まりを予感させてくれました。

🎧 現代にも受け継がれる“ピコピコサウンド”

金・銀の音楽は、今なお多くのリメイク・アレンジの題材となっており、YouTubeや配信サービスでもファンによる再現動画が人気です。
レトロで可愛い音色が、現代のサウンドに負けない存在感を放っているのは驚きです。

🎤 まとめ:「少ない音で、心を動かす」その究極形

ポケモン金・銀の音楽は、まさに8bit音楽の到達点の一つ。
限られた音数で広大な世界を描き、プレイヤーに感動を届けてくれたその楽曲たちは、ゲーム音楽の歴史に残る名作と言えるでしょう。

私たちNAYUTASでも、**「限られた環境でも最大限に表現する」**という8bit音楽の精神をレッスンにも活かしていきたいと思います!

🎮 あなたの“推しBGM”はどれですか?
ぜひ、思い出の1曲を振り返ってみてください。