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花束のかわりにメロディーを《歌い方》上手く歌う3つのコツ|英語発音・高音・裏声のポイントを解説【所沢のボイトレ教室】ナユタス所沢校

こんにちは!
ナユタス所沢校ボイトレ講師の坂口です。

今回は、清水翔太さんの「花束のかわりにメロディーを」を上手く歌うコツをご紹介します。

この曲は、美しいメロディーと繊細な表現が求められる名曲で、

  • 英語の出だしが難しい…
  • サビの高音が安定しない…
  • 裏声が弱くなってしまう…

といったお悩みを持つ生徒さんも多い楽曲です。

この記事では、ナユタス所沢校のレッスンでも実際にお伝えしている、

「花束のかわりにメロディーを」を上手く歌うための3つのコツ(英語発音/下降メロディー/サビと裏声)」を分かりやすく解説していきます。


1. 出だしの「Every day, every night」をクリアに発音するコツ

この曲は、いきなり英語フレーズから始まります。
最初の音が低く、落ち着いた雰囲気の中で「Every day, every night」と入っていくので、英語の発音が整うだけで、曲全体の印象がぐっと良くなります。

「every」の音節を減らして軽く発音しよう

特に意識したいのが、最初の 「every」 の発音です。

カタカナだと「エヴリ(e-vu-ri)」と3音節で覚えている方も多いのですが、
実際の発音記号は 「évri」=2音節 です。

ポイントは、

  • 「ヴ」ではなく、v の子音だけを軽く乗せるイメージ(「vu」ではなく「v」)
  • 「エ」にアクセントを置いて、「vri」を後ろに添えるように歌う

イメージとしては、

・ヴリ」ではなく「・vri」と、
子音だけがさらっと後ろにくっついてくるような感覚です。

この歌い方を身につけておくと、「every」が出てくる他の英語の曲でも、とても役に立ちます。


2. 「どうにかなりそうなんだ」「愛の痛みを知ったよ」の下降メロディーの歌い方

出だしの英語フレーズのあとに続く、

  • 「どうにかなりそうなんだ」
  • 「愛の痛みを知ったよ」

のフレーズは、どちらも高い音から入り、音が下がっていく「下降系のメロディー」になっています。

下降メロディーでは体まで一緒に「下げない」ことが大事

下降メロディーが苦手な方は、

  • 音が下がるのにつられて、気持ちも身体も下に落ちてしまう
  • フレーズの後半で声が細くなったり、弱くなったりする

といったパターンになりがちです。

そこでおすすめなのが、息を吸うときに「上方向」を意識すること。

具体的には、

  • ジェットコースターが頂上までぐっと上がっていくイメージで息を吸う
  • 頂上に到達したところから、言葉を流していくように歌い出す

といった感覚です。

身体の意識は上にキープしたまま、声だけが流れていくことで、
下降メロディーでも最後まで安定した声を保ちやすくなります。


3. サビの「かわりに」から最高音へつなげる支えの作り方

サビの中でも重要なのが、この一行です。

「抱きしめるかわりにこの声を」

「かわりに」は一音ずつ斜め上に打ち上げるイメージで

特に意識したいのは、「かわりに」 の部分。

ここは、1音ずつ区切るように、

「か・わ・り・に」

ボールを斜め上に打つようなイメージで、お腹の支えを使って発声してみましょう。

なぜここが大事かというと、このあとの

「この声を」「の」が、この曲の中でも最高音にあたるからです。

「かわりに」でしっかり支えを作っておくことで、

  • 最高音で喉に力が入りすぎない
  • 声を張り上げずに、しっかり届く高音になる

といったメリットがあります。

つまり、「かわりに」は、後ろの高音を楽に歌うための“助走”のような役割を持っている、というイメージです。


4. 後半の「I love you」を裏声で柔らかく響かせるコツ

曲の後半には、印象的な 「I love you」 のフレーズが登場します。
ここをどう表現するかで、曲の雰囲気が大きく変わります。

「hアーイ」で息から入ると裏声が出しやすい

「I」の部分を、

「ハーイ(h+ai)」のように、最初に少し息を混ぜてあげる

と、裏声にスムーズに入りやすくなります。

いきなり声だけで「アイ!」と出そうとすると、
喉に力が入りやすく、裏声がひっくり返ったり、硬くなったりしがちです。

そのため、

  • 一瞬、息を「はっ」と通してから音程に乗せる
  • 息に声を乗せていくような感覚で歌う

と、柔らかく切ない響きの裏声になっていきます。

裏声は「後頭部の後ろ・斜め上」に伸ばすイメージで

さらに、裏声の響きを安定させるには、
「声の出口」をどこにイメージするかも重要です。

おすすめなのは、

  • 声を真正面に押し出そうとしない
  • 後頭部の後ろ・斜め上に向かってスーッと伸ばすイメージで出す

という意識です。

こうすることで、

  • 裏声が細くならず、柔らかさと広がりが出る
  • 高音でも喉にギュッと力が入らず、安定した響きになる

といった効果が期待できます。


5. まとめ:「花束のかわりにメロディーを」を気持ちよく歌うために

「花束のかわりにメロディーを」は、英語の出だしから高音のサビ、裏声まで、
シンプルなメロディーの中に繊細なニュアンスがたくさん詰まっている楽曲です。

今回ご紹介したポイントをおさらいすると、

  • 出だしの「Every day, every night」は、「every」の音節を減らして軽く発音する
  • 「どうにかなりそうなんだ」「愛の痛みを知ったよ」は、下降メロディーでも身体の意識は上にキープする
  • サビの「かわりに」は、一音ずつ斜め上に打ち上げるように支えをつくり、最高音「この声を」の「の」につなげる
  • 「I love you」は、息から入って裏声を後頭部の後ろ・斜め上に伸ばすイメージで歌う

このあたりを意識して練習していくと、
「花束のかわりにメロディーを」が、ぐっと歌いやすく、表現豊かに仕上がっていきます。

ぜひ、カラオケやおうち練習で試してみてくださいね!


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