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たなばさま

皆さん、こんにちは!

ナユタス船橋校ボーカル講師の森居朱美です。
毎日暑い日が続きますね💦

今回は夏の季節の日本の歌「たなばさま」についてお話します。

ささのはさらさら〜で始まる歌詞で、皆さんもよくご存知の歌だと思います。

この歌は
第二次世界大戦のさなか、1941年に国民学校初等科2年生・(今の小学校2年生)の音楽の教科書に載せるために作られた歌で、作詞家、童謡詩人である権藤花代が作詞、詩人の林柳波が作詞の補助、作曲家、音楽教育家の下総腕一が曲を作りました。

ささのはさらさらのきばにゆれる
おほしさまきらきら きんぎんすなご
ごしきのたんざく わたしがかいた
おほしさまきらきら そらからみてる

一番の歌詞にある「のきば」とは、漢字で書くと「軒端」。つまり屋根の端で壁から張り出した部分で、日本の古い民家ではこうした軒端が設けられており、七夕の時期にはここに笹飾りが飾られていました。
その次に歌われる「金銀砂子(きんぎんすなご)」とは、金箔や銀箔を細かく砕いて、蒔絵や襖絵などを装飾するために使う粉(砂子)のこと。歌詞では、七夕の星空や天の川の砂などが表現されています。

二番の歌詞の冒頭に出てくる「ごしきのたんざく」の「五色(ごしき)」とは、中国の五行説にあてはまる五色で、緑・赤・黄・白・黒のことを表します。そのほか、”たくさんの種類の色”、“色とりどり”という意味もあるそうです。

このように難しい歌詞でも、意味を知れば歌に対するイメージもしっかり湧いて歌いやすくなりますので、皆さんも歌詞の意味を思い浮かべながら歌ってみて下さいね♬