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赤とんぼ

皆さんこんにちは!
ナユタス船橋校ボーカル講師の森居朱美です。
夏もおわりましたね。(まだまだ暑いですが)
今回は秋の日本の歌「赤とんぼ」についてです。

この曲は日本の詩人、童謡作家、歌人、随筆家である三木露風が1921年(大正10年)に、故郷である兵庫県揖保郡龍野町(現在のたつの市)で過ごした子供の頃の郷愁から作ったといわれ、
この詩に、1927年(昭和2年)、日本の作曲家・指揮者の山田耕筰が曲をつけました。

歌詞は
夕焼小焼の
あかとんぼ
負われて見たのは
いつの日か。
山の畑の
桑の実を
小籠(こかご)に、つんだは
まぼろしか。
十五で、姐(ねえ)やは
嫁にゆき
お里の、たよりも
たえはてた。
夕やけ、小やけの
赤とんぼ。
とまっているよ
竿の先。

皆さんよくご存知の歌だと思いますが、この歌詞の意味は

夕焼けどきに目の前を飛んでいる赤とんぼ
子守におんぶされてながら見たのはいつの頃だろうか。
今は見に行けなくなった段々畑、そこで栽培していた桑の実を摘んで小さな籠に入れていた思い出は本当にあった記憶なのだろうか。
15歳の若さで子守のお姉さんはお嫁に行ってしまい、それ以来、実家からの手紙も来なくなってしまった。
夕焼けどきの赤とんぼが竿の先に止まっている。

このような意味になり、大人になった露風(作詞当時三十二歳)が、ふと竿の先にとまっている赤とんぼを見て、そこから自分の幼い頃を回想して書いたようです。

秋の日本の歌も思い出して歌ってみて下さいね。