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音域拡大!ボイストレーニングの必要性・実践法

「あのアイドルみたいに高く澄んだ声で歌いたい」

「あのボーカルみたいに低く力強い歌声になりたい」

そんな皆さん、カラオケやスタジオでひたすらに練習するだけになっていませんか?

「音域」を効率良く広げていくには、ボイストレーニングが必要です!

本稿では音域拡大に対するボイストレーニングの必要性や実践方法について解説していきます。

 

音域について

まず、音域とは、ある人が発声できる音の範囲、つまり最低音から最高音までの幅のことを指します。

ピアノの鍵盤に例えると、一人の歌手や話し手が出せる最低音から最高音までの音がどの範囲にあるかを示します。

音域の広さには、生まれ持った要因が大きく影響しています。

声帯の長さや厚さ、喉頭の構造、全身の骨格など、多くの身体的特徴がこれに該当します。

そのため、特殊な訓練を積まないと、これらを覆すためには膨大な練習量が必要となってくるのです。

 

ボイストレーニングの必要性

音域を広げるためにボイストレーニングが必要な理由は上述のとおり、声帯や発声に関わる筋肉、呼吸法などを意識的・重点的に鍛えることで、効率的に声域を拡大していけるからなのです!

以下に、具体的な理由を詳しく説明します。

1. 声帯の柔軟性と強化

声帯は、筋肉と粘膜で構成されており、音を出すために振動します。

音域を広げるには、声帯を自由に伸縮できるようにすることが必要です。

ボイストレーニングでは、声帯を無理なく柔軟に動かせるようにするエクササイズを行い、高音域や低音域への移行をスムーズにします。

2. 発声のメカニズムの理解と調整

音域を広げるには、発声の仕組みを理解し、それに基づいたトレーニングが必要です。

例えば、低音を出すときには声帯を短く厚くし、高音を出すときには声帯を長く薄くするなど、音程に応じて声帯の状態を変える必要があります。

ボイストレーニングでは、これらの動きを意識的にコントロールできるようにします。

3. 正しい発声法の習得

音域を広げるためには、正しい発声法が不可欠です。

特に、高音を出す際に喉を絞めてしまったり、低音を出す際に声を無理に押し出したりすると、声帯を傷める可能性があります。

ボイストレーニングでは、自然で無理のない発声法を身につけることで、音域を広げつつ、声帯への負担を軽減します。

 

ボイストレーニングの実践法

音域を広げていくには以下のトレーニング方法が例になります。

1. ウォームアップ

音域を広げるためには、声帯をしっかりとウォームアップすることが大切です。以下のウォームアップを試してみてください。

  • リップロール: 唇を軽く閉じて、息を吐きながら唇を震わせます。これを音程を変えながら行うことで、声帯のリラックスと音域の調整に役立ちます。
  • ハミング: 口を閉じて鼻から音を出すハミングは、声帯を無理なく使うのに効果的です。音程を少しずつ上げ下げしながら行いましょう。

2. 中声域の強化

中声域を強化することは、音域を広げるうえで重要です。中声域を鍛えることで、高音や低音への移行がスムーズになります。

  • スライド音程: 低音から高音へ、またその逆へとスムーズに音程をスライドさせます。この時、声が途切れないように、力を入れすぎずリラックスして行うことがポイントです。
  • 頭声と胸声のブリッジ: 頭声(ファルセット)から胸声(チェストボイス)へ、またその逆への切り替えを意識して練習します。音の境界が感じられないように、自然なつながりを目指します。

3. 高音を出すためのエクササイズ

高音域を広げるための練習方法は、特に声帯の伸展と息のコントロールがポイントです。

  • ファルセットのトレーニング: 高音を無理なく出すために、ファルセットを使って音を出し、その音を少しずつ強くしながら胸声に近づけていきます。これにより、高音域が徐々に広がります。

4. 低音を出すためのエクササイズ

低音域を広げるためには、リラックスした状態で声帯をしっかりと使えるようになることが必要です。

  • チェストボイスの強化: 低音を出すときに、胸に響く感覚を意識しながら音を出します。「ラ、ラ、ラ」と音階を低くしながら練習すると効果的です。
  • リラックスエクササイズ: 深い呼吸を意識しながら、喉をリラックスさせて低音を出す練習をします。低音域は力を入れすぎると逆効果になるため、リラックスが重要です。

 

最後に

いかがでしたでしょうか?

音域を拡大していくためにボイストレーニングは非常に効果的です!

ぜひ始めてみてください。