ピアノが弾けなくてもできる♪ボイトレの基礎「音階練習」4パターン
「歌が上手くなるためには音階(スケール)練習が大切って聞いた。一体どうやってやるの?」
本記事では、このようなお悩みを持った方に向けて、ボイトレでもよく使われる「音階練習」のやり方を4つご紹介します。
ピアノが弾けなくても、楽譜が読めなくても大丈夫!
初心者の方でも今すぐ実践できる音階練習をまとめました。
ボイトレの基礎「音階練習」とは?なぜやる必要があるの?
まず、具体的な練習メニューをご紹介する前に、音階練習とはどのような練習なのか、なぜ練習する必要があるのかなどを簡単に解説します。
音階練習は単調なため、人によってはつまらなく感じてしまうこともあります。
しかし、歌を上達させるためには必ず必要となるトレーニングです!
まずはここで音階練習を行う意図を知り、すぐにでも実践にうつりましょう!
音階練習とは、規則的な音階に沿って繰り返し発声すること
ボイトレで行われている音階練習とは、さまざまなスケールメロディ(音の並び)に沿って実際に発声する練習のこと。
誰もが学生時代、音楽の授業で先生のピアノに合わせて「あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ〜」と発声練習をした経験はないでしょうか?
まさに、それがここでいう音階練習!
「ドレミファソファミレド」
「ドミソドソミド」
など、半音ずつ上げたり下げたりしながら、あらゆるスケールメロディに合わせて発声を繰り返します。
目的は「発声スキルの向上」と「歌唱前のウォーミングアップ」
なぜ音階練習を行うかといいますと、目的は主に2つ。
発声スキルの向上と、歌唱前のウォーミングアップです。
音階練習に用いられるスケールメロディは難易度が低いものから高いものまで、さまざまにありますが、それを難しく感じるか簡単と感じるかは人それぞれ。
自分の発声の穴(足りないところ)を見つけてくれるのも音階練習の役割でもあります。
そのため、ちょっと難しいなと感じるスケールメロディをできるようになるまで練習を繰り返すことで、出なかった音域の声を次第に出せるようになったり、狙った音を一発で出せるようになったりと、自然と発声スキルを向上させることができます。
また、音階練習をすることで音程を正確に取れるようになるため、歌唱前のウォーミングアップメニューとしても活用されています。
音階練習は、発声の基礎を築く大切な練習です♪
一見、簡単そうにも思える練習ですが、いざ正しくやろうとすると想像以上に難しいのが音階練習のあなどれないところ。
低音〜高音まであらゆる音域をいったりきたりしながら、適切なタイミングで音程を移動させる必要があり、なかなか最初は上手くこなせません。
そのため、なかには音階練習を疎かにしてしまうという方も珍しくなく……。
特に独学で学ばれている方は、単調な音階練習にモチベーションを維持できなくなり途中で挫折してしまったり、曲を使った練習ばかりしてしまったりということも多いようです。
しかし、スケールメロディを正しくとらえることができなければ、曲も正確に歌えるようになるわけがありません!
歌の上達を目指す限り必ず必要になってくる、基礎力。
その基礎力を身につけるためにも、音階練習は必要不可欠な存在です。
ピアノの弾き方が分からない人も、楽譜が読めない人も大丈夫!楽器を使わずに音階練習する方法
音階練習の大切さが分かったところで、いざ実践です!
しかし、スケールメロディに沿って発声を行う音階練習。
「ピアノも弾けない、楽譜も読めない……。一体どのようにやればいいの?」
という方は実際多いのではないでしょうか?
全く問題ありませんので、安心してくださいね♪
ボイトレに使われるスケールメロディは簡単なものも多く、ピアノ初心者であっても練習すればすぐに弾くことができます。
また、楽器を持っていなくてもピアノのアプリをダウンロードすればいいので、基本的にスマホひとつあれば音階練習はすぐに始められます。
いざ実践してみよう! 代表的な音階練習メニュー4選
ここでは初心者の方でもトライしやすい代表的なメニューを4つまとめました。
文字だけでは分からないよという方は、ナユタスのボイストレーナーが分かりやすく動画解説しているコラムもご紹介しています。ぜひそちらの記事も合わせてご覧ください!
5トーンスケール:「ドレミファソファミレド」
音階練習といえばこれを連想する人も多い。定番中の定番5トーンスケールは「ドレミファソファミレド」という、シンプルなスケールメロディに沿って発声を行います。
もしかしたら、音楽の授業でもやったことがあるという方もいるかもしれませんね。
5トーンスケールを練習すると音程が安定するだけでなく、キーの切り替えもしやすくなります。覚えやすいシンプルなスケールなので、初心者の方はまずここから練習をスタートさせるのがおすすめです◎
▼5トーンスケールのやり方を解説しているコラムはこちら▼
♪ボイトレ初心者向け♪ スケールメロディを覚えよう!【名古屋のボイトレスクール・ナユタス】
オクターブスケール:「ドミソドソミド」
次にご紹介するのが「ドミソドソミド」のオクターブスケール。
ちょうど1オクターブの幅があるスケールメロディで、5トーンスケールとは異なり音が飛び飛びになっているのが特徴。「ついつい地声を張り上げて歌ってしまう」という方におすすめの練習メニューです。
▼オクターブスケールのやり方を解説しているコラムはこちら▼
\\\ボイトレ初心者必見!/// 第2回スケールメロディ紹介!【名古屋のボイストレーニングならナユタス本山校】
オクターブリピートスケール:「ドミソドドドドソミド」
オクターブスケールから派生した「ドミソドドドドソミド」のオクターブリピートスケール。
一番上の音「ド」を跳ねるように数回発声するのが特徴で、高音の部分にエネルギーを込めやすいことから、高音部分で声がひっくり返ってしまう方の練習によく使われています。
思い当たる方は、下のコラムでやり方をさっそくチェックしてみましょう!
▼オクターブリピートスケールのやり方を解説しているコラム▼
♪ボイトレ知識♪ スケールメロディを覚えよう!③ 【名古屋のボイストレーニングスクール ナユタス】
1.5オクターブスケール:「ドミソドミソファレシソファレド」
グンと難易度上がって、次は「ドミソドミソファレシソファレド」の1.5オクターブスケール。
上3つに比べて音域が広くなり音数も増えるので一回ではなかなかマスターしにくいですが、メジャーなスケールメロディのひとつであり、また、ミックスボイスの習得にも役立つことが分かっています。ぜひ練習して出来るようになりましょう!
▼1.5オクターブスケールのやり方を解説しているコラムはこちら▼
★ボイトレ初心者向け★スケールメロディ紹介、第4弾!【名古屋の音楽スクール・ナユタス本山校】
やり方が分からない方は、一度ボイストレーナーに相談してみよう!
解説動画も合わせてご覧になってくださったでしょうか?
もし、やってみたものの「正しくできているか分からない。」「上手く声が出せない。」などと、やり方に不安を感じた方がいましたら、一度ボイストレーナーに相談してみましょう!◎
音階練習は、ただ単に練習を繰り返せばいいというものでもなく、自分の声の状態に合わせて正しい難易度のスケールメロディを選んだり、練習の仕方に工夫を加えたりすることで、さらに効果をあげることができます!
また、練習をすればするほど声がどんどん出る感覚を得られるようになるので、歌うことがさらに楽しくなります!
ぜひ歌の上達を目指している方は、ボイストレーナーの指導のもと的確に音階練習に励んでみてください。
もちろん、ボイトレスクール「ナユタス」でも丁寧に指導させていただきます。ボイトレにご興味がある方は、ぜひお気軽に無料体験レッスンにご参加くださいね♪
▼無料体験レッスンへのお申し込みはこちらから▼
https://nayutas.net/trial/
スタッフ一同、皆様のお問合せをお待ちしております♪