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【宇都宮のボイトレ】高音が出ない原因は?力まず歌うための4つの確認ポイント

こんにちは。ボイストレーニング&ダンスNAYUTAS宇都宮校です。

「サビになると急に苦しくなる」
「高音を出そうとすると喉に力が入る」
「裏返らないように頑張るほど声が出なくなる」

高音が出しにくい原因は、一つではありません。

歌声は、呼気・喉頭・声道の調整が組み合わさって作られます。また、地声と裏声では声帯振動の状態も異なります。

そのため、「腹式呼吸をすれば高音が出る」「喉を開けば解決する」と一つの方法だけで考えるより、どこで無理が起きているのかを分けて確認することが大切です。

今回は、高音が苦しいときに確認したい4つのポイントを紹介します。

高音には一律の基準はありません

高音域は、その人の声域や曲によって変わります。

「男性ならこの音以上」「女性ならこの音以上」と一つの音だけで決めるより、

・普段どこまで無理なく歌えるか
・どの音から力み始めるか
・どの辺りで声質が変わるか
・曲のキーが本人に合っているか

を確認する方が実践的です。

確認1|地声のまま高音まで押し上げていないか

低い音域で使っている地声の感覚を、そのまま高音まで維持しようとすると、途中で急に苦しくなることがあります。

研究でも、地声と裏声では声帯振動様式に違いがあることが確認されています。

高音になるほど、

「絶対に裏返らないようにする」
「地声の太さを保つ」

と考えすぎないことが大切です。

NAYUTAS宇都宮校でも、高音になるほど首に力が入り、地声の感覚のまま押し上げていた30代女性の実例があります。

この生徒さんは、受講前は3曲ほど歌うと喉が疲れていました。裏声を単独で確認し、地声との違いを整理しながら月3回のレッスンを6か月続けた結果、現在はカラオケで1時間程度歌えるようになっています。

【宇都宮ボイトレ実例】3曲で喉が疲れていた30代女性が、1時間カラオケを楽しめるようになるまで

声が切り替わる位置について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

換声点とは?高音で声が裏返る仕組みと原因を解説

確認2|高音になるほど声量を上げていないか

高い音を見ると、無意識に「強く出さなければ」と考える方がいます。

その結果、

・首に力が入る
・顎が上がる
・喉が苦しくなる
・音程が不安定になる

といったことがあります。

まずは、高音になるほど大きく歌うのをやめてみてください。

楽に出せる音量で音程を上げ、苦しくなる直前で戻ります。

大きな声=高い声ではありません。

確認3|地声と裏声の両方を使えているか

高音練習というと、地声を上へ伸ばすことだけを考えがちです。

しかし、裏声そのものが出しにくい状態では、地声から高音域へ移る練習も難しくなる場合があります。

まずは、

「裏声が楽に出るか」
「地声と裏声の両方を行き来できるか」

を確認してみましょう。

裏声がかすれる、息っぽくなる場合はこちらの記事を参考にしてください。

裏声がきれいに出ない原因と練習方法

地声と裏声をつなぐ具体的な練習はこちらです。

地声と裏声をスムーズにつなぐ3つの練習法

確認4|曲のキーや母音によって苦しくなっていないか

「高音が苦手」と感じていても、すべての高い音が出ないとは限りません。

同じ高さでも、

・母音
・歌詞
・直前の音
・音量
・フレーズの長さ

によって歌いやすさは変わります。

例えば、発声練習では出せる高さなのに、特定の歌詞になると急に苦しくなることがあります。

その場合は最高音だけを見るのではなく、実際のフレーズ全体を確認した方が原因を見つけやすくなります。

また、原曲キーにこだわる必要もありません。

キーを調整し、無理なく歌える位置を探すことも大切です。

キー調整について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

初心者向け|カラオケのキー調整で歌いやすい高さを見つける方法

自宅で試すなら、小さめの声で音程を滑らせる

高音の練習をするときは、いきなり最高音を狙わないでください。

「ウー」や「ホー」など出しやすい音で、

低い音 → 少し高い音 → 低い音

とゆっくり滑らせます。

途中で声質が変わっても構いません。

喉や首に力が入ったら、その時点で一度戻します。

ストローを使ったSOVTについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

ストロー発声とは?自宅でできるSOVTのやり方と注意点

水を入れたペットボトルとストローを使うWater Resistance発声はこちらです。

ペットボトルを使った発声練習とは?水とストローを使う方法と注意点

どちらも「これをやれば必ず高音が出る」という方法ではありません。現在の声の状態に合わせて使い分けることが大切です。

高音練習で避けたいこと

限界の高さを何度も繰り返す

最高音を出す回数を増やせば上達するとは限りません。

苦しい発声を繰り返すより、少し低い音域から無理なくつなぐ方が練習しやすい場合があります。

喉が痛いのに続ける

発声中に痛みがある、練習後も声がかすれる、普段の話し声まで出しにくくなる場合は練習を中止してください。

声がれや痛みが続く場合は、ボイストレーニングだけで判断せず耳鼻咽喉科への相談を検討してください。

「ミックスボイスが出れば解決」と決めつける

ミックスボイスという言葉は、指導者によって意味や使い方が異なります。

名称を覚えることよりも、自分の音域を無理なく上下できるかを確認する方が実践的です。

NAYUTAS宇都宮校では実際の曲で原因を確認します

高音が苦しい理由は、一人ひとり異なります。

NAYUTAS宇都宮校では完全マンツーマンで、

・どの音から力み始めるか
・地声と裏声をどう使っているか
・音量を上げすぎていないか
・特定の母音で苦しくならないか
・曲のキーが本人の声域に合っているか

などを実際の歌唱から確認します。

「高音が出ない」という一つの悩みでも、必要な練習は同じとは限りません。

よくある質問

Q. 高音は練習すれば誰でも出るようになりますか?

練習によって使いやすい音域が変化する可能性はありますが、どこまで広がるかには個人差があります。「誰でも同じ高さまで出せる」とは言えません。

Q. 高音では息をたくさん出した方がいいですか?

必ずしもそうではありません。歌声は呼気だけでなく、喉頭や声道の調整も関係します。息を強く出しすぎるとかえって歌いにくくなる場合があります。

Q. 高音で声が裏返るのは悪いことですか?

必ずしも悪いことではありません。声区の調整が変化する位置を確認する材料にもなります。

Q. 原曲キーを下げると練習になりませんか?

いいえ。無理なく歌えるキーで音程や発声を安定させる練習にも意味があります。原曲キーに戻すことを目標にする場合も、まずは無理のない高さから始める方法があります。

参考文献

参考:斉田晴仁「歌声の調節機構―発声状態を客観的に評価するための3ステップ―」『音声言語医学』64巻3号、2023年、150-159頁
https://doi.org/10.5112/jjlp.64.150
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjlp/64/3/64_150/_article/-char/ja/
最終アクセス:2026年9月17日

参考:斉田晴仁「ハイスピードカメラとEGGで見た地声と裏声の声帯振動について」『日本気管食道科学会会報』71巻2号、2020年、205-207頁
https://doi.org/10.2468/jbes.71.205
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jbes/71/2/71_205/_article/-char/ja/
最終アクセス:2026年9月17日


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